日本の終戦記念日にあたる8月15日は、インド独立記念日でもある。
今朝はアパートのアソシエイション主催で、公園にて国旗掲揚が行われた。
国旗掲揚、国歌斉唱の後は、ちょっとしたお茶とスナックが振舞われる。
インド人のこういうところが、私は結構好きだ。
愛国心がどうこうという堅苦しいものではなくて、
自分たちの祖先が辿ってきた歴史を含めて、
今ある自分の生まれ育った国を誇りに思うことは、
私は、とても人間らしく、そして尊いことのように思う。
信仰心も、ご先祖様を敬う気持ちも、両親への尊敬の念も、郷愁の思いも、
自分が属するものや自分のルーツ、信じるもの、大切な人への敬意だったり、
自分のアイデンティティの一部だったり、、、、
特別なものではあるけれど、なにも特殊なものではないと思う。
人種も宗教も言葉の違いも超えて、国の界なく平等に、、、というのは究極的な理想論かもしれないけれど、
人はそんなに達観できないし、できなくていいのではないかと思う。
今朝、「Jana Gana Mana」を聴きながら掲揚されたインドの国旗を見上げて、
とてもほのぼのとした気持ちにはなったけれど、あくまでも私は客観的にその風景を眺めていたし、同時に日本のことも思っていた。
アシュウィンと杏樹は、何故か「日本人」であることにこだわっているのだけれど、
その根拠となるものが、いつか曖昧になっていくか、揺らいでいくか、もしくは全く変わっていくか、、、、、私には分からない。










