「お金の真理 与沢翼著」
「秒速一億円の男」とメディアで騒がれ、その後、無一文になる。
そして、また純資産70億円に完全復活し、日本のメディアとあまり接点をとらない、海外で暮らされております。
普通の人が経験できない、怒涛のアップダウンの経験を経て、「お金」の存在を、ひも解いております。
新しい視点やら、やっぱりそうなんだという観点やら、なるほどと思うことばかりです。
「お金の真理」という事で、とても、正直に実体験も踏まえ、わかりやすくすべての秘密を明かしていると思いました。
稼いだ時は、メディアにちやほやされ、ダメになると、彼はたたかれました、、、
恥をかく人は成長します。恥をかけるのはとても強いということです。どの時代の英雄であってもバカにされていたような過去を持っているものです。
誰からも常に評価されてきたような「出木杉君」タイプは、実際には脆く弱いものです。
(抜粋)
前提として、視点が前向きです。やっぱり。
少し、手法的な事をご紹介します。
お金を守るために、もう一つ考えておく必要があるのが節税です。
節税とは、お金を少しでも多く手元に残すために、あくまでも法律が認める範囲内で納税額を低く抑えようという考え方です。
(抜粋)
そのためには、まず、自分の会社を持つ必要があります。
そして、商売の基本は、何かを10円でも良いので、売るという事になります。
1970年代のアメリカでは、本当にただの石ころをペットに見立てて販売した人がいたそうです。しかも、驚くべきことに半年間で500万個売り、約6億1000万円を稼ぎ出したというのです。
仕入れたものに利を乗せて売るという転売は商売の基本です。
(抜粋)
最後に、純資産70億円を持っている著者の、本音の言葉です。
いま手元にあるお金は、命に等しいのです。それほど簡単にお金は稼げないし、それほど簡単にお金を守ることもできないのです。今、目の前にある1円単位のお金をけっしてなめてはいけません。(抜粋)
簡単ではないという事です。
なので、簡単にお金が◎◎~みたいな言葉に騙されないようにしましょう
お金を持っていたいのか?お金を使いたいのか?お金で何をしたいのか?そのあたりを各々つきつめる事が、それぞれの、お金の真理の答えに行きつくのかも知れません。