昭和15年(1940年)の秋に争われたいわゆる「ビールの泡裁判」の事。東京・上野のビアホールで、ある客が「ビールの泡の量が多すぎる」と文句を言ったんです。
警察がそのビアホールの帳簿を調べた結果、生ビールの仕入れ量に対し売った量が異常に多いことが分かりました。
そこで検察は「ビールの泡」を「ビール」として売って儲けていることを問題視し、このビアホールを起訴、裁判となりました。酒の席でよくありますよね。
ビール注いだら泡ばっかりになって突っ込まれたこと。「泡ばっかりやないか!」って。
飲むところが少なくて損した気になりますが、法廷では酒学の権威である坂口謹一郎教授が「ビールの泡」は「ビール」よりアルコール濃度が濃いことを証明したことで、昭和19年(1944年)8月に「ビールの泡」は「ビール」と言える判決が下ったんです。
ところで、常温で冷やしていない缶ビールをそのまま飲む人がまれにいますが、アタシャそんなことできません。
それに、信じられません。

