3月18日(金)、バスを降りてかれこれ7~8Km ほど歩いたか。

夕暮れ時になって、やっと海岸まで辿りついた。


なぎ倒された松林を横目に見ながら小さな堤防を乗り越え、
自分の目で確かめたかったものを見に、やっと辿りついた。




「えっ、何かあったのか?」

「俺は何も悪いこと、してねーよ」



そんなふうに言ってるかにさえ思えてくるほど、穏やかな海。




「大変な目に遭ったな」


遠くに見える月は、そんなふうに思ってるのか。
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3月18日(金)、徒歩でやっと海岸まで来た。


そこで目の当たりにした、歯抜けの松林。

金属とかのいろんな漂流物にぶつかられて、樹皮を削られてしまった。


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3月18日(金)、2ヶ所の避難所になっている小学校を訪ねてから、海へと向かった。

避難所になっている小学校は、当然ながら津波被害を避けた場所にあるので、
海から離れている。

遠い。

徒歩で海まで歩くとなると、本当に遠い。

少しずつ、電柱が斜めになっているのがわかる。

その先に、距離の長いバイパス(?)のような高架道路があり、
のり面には盛り土がされている。

そのバイパスを下からくぐると、徐々に、歩道に泥がたまっていたり、
車があらぬ方向に停車している。

こんなにも海から遠いところまで、津波が押し寄せてきていたんや。


はるか遠くに、海に付きものの松林が見える。

松“林”といっても、所どころなぎ倒された、歯抜けの松林。


「あの松林の向こうには、何があるんやろ?」

そんなこと、わかりきっている。

わかりきってるけど、この目で確かめたい。


水田と見間違えるほど、水浸しになった畑。
その真ん中には自動車。

そんな惨状から目をそらそうとすると、ふと足元に何やら、カラフルなものが。
そこには花の写真が表紙になった図鑑や絵本。

すでに幼稚園や小学校から下校して自宅にいたとしたら、助からなかったのでは。。。

むごい、あまりにもむごい。


ひたすら歩を進めると、ふと私を立ち止まらせた物。
一軒家の石柱がなぎ倒され、庭には自動車が流れ込んでいる。

そんな光景のなか、西日を浴びて輝くお堂が目に入った。

カメラに記録せずには居られなかった。


誇り高き日本の木造建築。


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