さて、みなさま、評判の悪いアルバムも好きですか?(爆笑)
おいらは、大好物です!!
ガンズの「チャイニーズ・デモクラシー」だって、おいらは時々聴いていますよ。
それにしても、このアルバムは評判が悪いですよねえ(遠い目)
そもそも、フリップ様が、
アルバム制作の契約上、仕方なく発売したとか、
このアルバムの再発をしぶりまくっていたとか、
それどころか、廃盤になるように願っていたとか、
クリムゾンのアルバム・リストから外そうとしたとか、
自分の歴史上から抹消しようとしたとか、
いろいろと、言われております(苦笑)
そして、実際にこのアルバムを聴いてみると、たしかに、
評判が悪いのも分かる気がする
と感じてしまうわけですわ。
まず、音質が悪い!
これについては、これまで散々に言われてきたことですよね・・・
次に、ヴォーカルが入っている曲が少ない!
これは多分、
フリップ様が、ボズ様の歌が気にくわなかったんでしょうなあ(遠い目)
もともと入っていた曲のうち、ちゃんとしたヴォーカルが入っているのは1~2曲しかないです・・・
うーん、どう考えてもヴォーカルが少なすぎる・・・
さらに、演奏が乱暴すぎる!
当時のバンドの状況が反映されているということでしょうなあ。
フリップ様が置いていかれているような感じすらしますわ・・・
そう、以上の3点は、どなたにも異論のないところでしょうな。
でも!
おいらは、だからこそ、このアルバムが、かなり好きだったりします(笑)
そう、音質の悪さと演奏の乱暴さのおかげ?で、このアルバムにしかない凶暴さを感じとれます。
この爆発力は、キングクリムゾン史上、随一だと思いますぞっ(陶然)
そして、ヴォーカル曲については、
40周年記念盤
を聴くことをおススメします!
なんと、40周年記念盤には、ヴォーカル曲が3曲も追加されているのです!!(鼻息)
そしてその3曲が、
冷たい街の情景(2枚目のアルバムの曲)
フォーメンテラ・レディ(4枚目のアルバムの曲)
サーカス(3枚目のアルバムの曲)
という、ファンには垂涎の曲ばかりですぞ!(さらに鼻息)
ここからも、最初に発売された時は、あきらかに
ボズ様のヴォーカル曲を外して作成された
ということがわかるわけですよ。
なもんで、暴力的な粗い演奏ばかりの印象になったわけです。
そりゃあ、クリムゾンのファンからすれば、あてが外れますよねえ。
それが、40周年盤の追加3曲を何度も聴いてみて、わかったことは、
たしかにボズ様のヴォーカルは、そんなにうまくない(おそるおそる)
投げっぱなすように、乱暴に歌うし。
音程も微妙だし、アルバムの通りに再現しようとしないし。
クリムゾンのファンは、きっちり歌ってほしい人が多いでしょうから。
ひどい評価になってしまうのも納得・・・
けども、これはこれで、おいらにとっては、
滋味深い(爆笑)
ということなんですわ!!
なんだろうなあ、ボズ様のヴォーカルには野性味があるんだよなあ。
これがキングクリムゾンの緻密に構成された楽曲に、良いスパイスになる感じがするんですよ。
というわけで、みなさま、40周年盤を聴いてみてほしいんですなあ。
そうすると、なかなか良いアルバムだと思えてくるはずです!
ただ、多くの人が思う、キングクリムゾン独特の
一部のすきもない構造美
なんてものは、かけらもないので、そこはご注意を(笑)
おいらはブルースが好きだからかもしれないけども、このアルバムからは、
ありあまる情念
が感じとれるんですわ(滂沱の涙)
なんといっても、メル・コリンズ様が大暴れしてまして、独壇場と言ってもいいです(笑)
それをリズム隊が加速させている感じがしまして。
フリップ様も時々「仕方ないから暴れよう」という感じで、暴れてます(苦笑)
こういうのは、キングクリムゾンっぽくないかもしれないけども、
おいらには、大好物なわけですわ。
というわけで、暴力的な「21世紀の精神(以下略)」を聞いてもらいましょうか。
なんだかもう、やけくそな感じすら、ただよってますね・・・
この暴れかた、激しいブルース・ロックの魂すら感じてしまうなあ。
そう考えれば、このアルバムは、キングクリムゾンの歴史の中でも、かなりの変わり種ですな。
今ならヴォーカル曲が3曲も追加された、40周年盤が聴けますからね。
みなさま、ぜひ楽しんでくださいまし。
というわけで、以下次号じゃ!!
