さて、おいらたちのバンドが池袋の芸術劇場の前で、ライブを繰り返していたころのお話でしたな。

実は、それよりちょっと前に、おいらが大切な出会いをしておりまして。
それについて書いておかねばならんす。


まあ、嫁と出会ったのもそのころなのですが、今回は嫁ではなく(笑)
おいらと、20年くらいいっしょにいる、ギターとの出会いですな。


店長とギターの練習を始めたころ、おいらが使っていたのは、
前にも書いた通り、広島の田舎町で、VROOOMの勧めで買った、テレキャスターのシンライン
つまり、エレキ・ギターでやんす。

で、実はもう一つ、アコースティック・ギターを持っていまして。
現在は、広島の実家に置きっぱなしになっておるのですが、
プロセッション、というメーカーの、エレアコでございました。


これですね。これと同モデルなはず。
手ごろな値段だったので、楽器屋で、「これください」と言って、すぐ買いました。

ところがねえ、悪いギターではないんだけども、やっぱり、自分の好きな音が、出ないのですよ・・・

当時、ニール・ヤングが好きで好きでたまらなかったのですが、ニール・ヤングといえば、マーチン!!

欲しいなあ、と思いつつも、あまりの金額に、手が出せませんでした・・・



すると、店長と練習しているときに、言われるわけですよ。

「(にこにこつぁんさあ、ギター買いなよ。やっぱり、良いギターを弾くべきだよ。俺は、アコースティック・ギターだと、オベーションの1985というモデルを持っているんだけど、エレキ・ギターでも、こだわりまくって、たくさんの楽器屋さんを回って、自分好みの音が出るストラトキャスターを見つけ出したんだよ。うんたらかんたら。あ、そのストラト・キャスターは、イングヴェイのライブのときにサインをもらおうと思って持って行ったんだよ。当時は、あまりに素晴らしいギターだから、スキャロップド加工はしてなかったんだけどね。うんたらかんたら。そしたらイングヴェイ本人が弾いてみて、あまりにボディが重くて、良い音がするもんだから、イングヴェイが、『欲しい。俺のと交換してくれ!!』って言ってきちゃってさ。彼は熱烈なストラト・コレクターだからね。うんたらかんたら。交換するのはすごく嫌だったんだけど、イングヴェイ本人に言われちゃったからさあ、仕方なく交換したんだよね・・・(すべて実話・笑)それはともかく、良いギターを持つことは、ギタリストとしての大切な一歩なんだよっ(意訳・笑)
(ええと、店長は、ことギターに関しては、ものすごーく、こだわりのある人なので、それを表現してあります・笑)

と、教えられ、買おうかな、というか、買うしかないかなと(爆笑)



でもね、ギターを買うときに、初心者には、恐ろしいハードルがありますよね??


え? ハードルなんてないって? お店に行けばいいだけ? お金だけの問題??


いえいえ、おいらみたいな見栄坊には、恐ろしく高いハードルがあるのですっ!!





それは、試奏(爆笑)




いかにも音楽に詳しそうな、ただ者ではなさそうな、楽器屋の店員さんに、高価なギターをチューニングしてもらって、はい、どうぞ、と渡されて・・・


何を弾けばいいのですか??(爆笑)


うまくなかったら、恥ずかしいじゃん!!



特に、マーチンなんて高いギターを買うときに、
コードもろくに弾けないおいら(当時、あ、今もか・笑)なんて、
どうすればいいか、わかりゃあしまへん・・・(泣)


だから、「やっぱり、もう少しうまくなってから、良いギターを買おう」なんて思っていましたが。



「(にこにこつぁんさあ、それはダメなんだなあ。うまくなってから買う、じゃないんだな。うんたらかんたら、良いギターを買うことによって、成長するんだよ。これは本当。俺の場合だと、最初にトウカイのストラトを買ってから、うんたらかんたら。でもやっぱり、ちゃんとしたフェンダーUSAのストラトだと、音の張りがこれがまた全然、うんたらかんたら。だからこそ、良いギターを持つ必要が・・・うんたらかんたら(意訳・笑)


わかりましたって(笑)


でも、やっぱり、試奏は、ハードル高いなあ、と思って、ここはとにかく、正直に店長に言うわけです(笑)


「おいら、まだあんまし、うまくないから、試奏がしんどいっす。
音の張りとか、どういうギターがいいのかとか、
よくわかんないっす」


すると、店長が、いつもより、4割増しにこにこで。


「(にこにこ何言ってるの! 俺が一緒に行くから大丈夫だよ! 俺が弾きまくってあげるから! 俺ね、試奏大好きなんだよ! 1日中でも弾いてられるなあ。ここぞとばかりに、店中のギターを弾いちゃうよ(笑)いやあ、やっぱり、何も買わないときに、弾きまくるのは、さすがに店に申し訳ないからね~。こういうときが、試奏のチャンスなんだよ。俺、マーチンをたくさん弾きたいから、マーチンの専門店に行こう! 新大久保のクロサワ楽器だな! あそこは、マーチンの輸入代理店だからねっ!!」


うわ、この人が、マーチン弾きたかったのかよ・・・(爆笑)

それにしても、心強い(爆笑)

そしておいらは、店長と2人で、マーチンを買いに行ったのでした!

以下、次号っす!