パルナス製菓は2002年に事業精算して
チェーン店やレストランも
無くなってしまいましたが
実はモスクワの味「パルナス」の
生き残りの店が
一店舗、存在しているのです。
その店はなんと
地元の尼崎にあるのです。
でも私は名前しか知らなくて
行ったことがなかったのです。
そのお店は
阪神電車尼崎駅の構内にあるのです。
地元とは言え、
阪急から阪神は離れていて
大阪へ行くより時間がかかるのです。
なので、めったに市内の移動は
しないのです。ってダジャレかい!!
で、先日、ジャングル喫茶
「蜜」さんの帰りに
寄ってみることに。

その名は「モンパルナス」です。

ショーウィンドウです。
なんか、フツーの感じですね。
何故、パルナスではなく、
モンパルナスなのか、、?
こちらは創業者の弟さん?かな
パルナスから独立した店舗らしく、
40年代経つそうです。
中に入りました。
パルナス伝統の味、ピロシキを
注文しました。

アレッ?
このピロシキ、私たちが知っている
ピロシキとは見た目が違います、、
真ん丸でツルンとしています。
食べてみた。
ん?
味もかなり違いますよ?
中身は殆どが玉子で玉子と
黒コショウが効いた味です。
初めて食べる味です。
でも、ふっくらしていて
どこか懐かしい味がします。

客層の年齢層はかなり高めのよう、、
もう、こういう店には
若い人は来ないんだろうな、、
一人ぼんやりとピロシキを
頬張りながら、店内を見ていると
この店の内装は
ウィーンのカフェ風のタイプのよう。
椅子がトーネット製のようです。

トーネットとは
ドイツのミヒャエル・トーネットが
1819年に曲木技術を開発して
世界で初めて大量生産した企業となり、
19世紀末から20世紀初頭、
この美しい曲線を持った優雅な
スタイルは当時の建築様式とマッチし、
ドイツ・オーストリアを中心に
愛用された椅子なのです。

日本では1980年代に
業務用として、多くのレストラン、
バー、ホテル等で使われていました。
実は私も縁があって
トーネットの椅子を手に入れることが
出来たのです!
話は戻りますが
「モンパルナス」には
モスクワをイメージさせるものは
一つもなく、メニューも普通の
カレーやスパゲッティ、
昭和のファミレススタイルです。
だからこそ、生き残れたかと
思います。
これがボルシチとか
ビーフストロガノフとかの
本格的ロシア料理店だったら
一般大衆には馴染めませんもんね。
唯一、あるのが
秘伝のピロシキだったのです。

パルナスの幻影
ここにあり。
何か、ひとつ、
持ち続ける事の大切さを
知ったように感じました。