子供達二人のスケジュールは、
一週間目はESL 、二週間目は、それぞれ好みのスポーツアクティビティを午前と午後にやる事になっていました。
二週間目は、ネイティブ率が相当上がります。大学が地域に解放している子供の教育キャンプ、つまり働く親達の託児的なものです。
娘は、午前は大学の巨大なプールで、飛び込みや、カヤック、水遊び本格派的なものを選びました。確か、泳げることが条件でした。
午後は念願のロッククライミング。冒頭にリンクした、私がモンペで交渉して、押し込んだクラスでした。
全てのキャンプの集合場所は一番大きい体育館。壁一杯に広がるクライミングウォールは圧巻でした。
来週、あそこに登れるのっ?
一週間目から、興奮してた娘。アップルとの絆と信頼関係で自信を付けた娘は、
来週、楽しみっ
となっていました。
午前のクラス、集合場所に行くと、明らかにメンツが違う。先週はアジア系の移民の子女が多かったけど、今回は現地のお子さん達が多い。
日本人は、もちろん彼女だけ。マウント飛び道具として連れてきたホウホウ→ぬいぐるみ、も、先週は年下が多かったからなのか、良く見かけましたが、誰も持っていません。
急いで、しまって緊張顔になってしまいました。似た感じの子も居ない。と、悟ったのでしょう。
私も少し心配になったので、
言葉の問題があると思いますので、すみませんが、よろしくお願いします。
と、リーダーの先生に声を掛けました。
あらっ、なんて可愛い女の子なのっ、
分かりました。
午後からロッククライミングになりますが、ランチはどこで食べれば良いですか?
ランチ場所も含めて、次のプログラムにスタッフが連れて行きますから、大丈夫です。
そう、どこまで行っても親は送迎のみしか関われません。。まだ、三年生だしなぁ。、
プールはダイビングが出来る水深10メートルくらいのもの。予想以上に冷たかったそう。脂肪がほとんど無い娘は、入るだけで凍えてしまったそう。
が、午後のロッククライミングは、相当楽しかったとこのこと。
そっか、そしたら、午前も、午後も、ロッククライミングのクラス設定があるから、そうする?
クラスは、確か初日に、合わなければ変えてくれます。
うーん、寒いのを除けば、良いんだけど。今日、ランチの時に、ホウホウ→を隣に座らせて食べてたら、みんなが、可愛いって集まって来た。Thank youしか、言えなくて黙って食べてたら、お弁当に何が入ってるのって聞かれたんだけだ、答えられなかった。
そっか。でも、言ってること、分かるんだね、凄いね。
うん、で、後で、その同い年くらいの
女の子のグループが、
あの子は、英語が話せないみたいよね、
困ったもんね。どうやってコミュニケーション取れば良いのかしらね。
って、話してた。
それも聞き取れてんの?凄くない?
まーね、もう、言ってることは大体、分かるよ。
娘は日本人で目立つし、可愛いぬいぐるみ持ってたり、日本のお弁当持ってきてたり、みんな興味深々。だけど、なんせ、英語が通じない、と、思われてるんですね。
そっか、娘ちゃん、今回は、
そんな雰囲気で、寂しくない?
うーん、まぁ、嫌だけど、話せないのは事実だし、なんか、みんなが話したがってくれてるのは伝わって来るから、そんなに。
明日、まだ水が冷た過ぎて寒かったら、身体にも良くないし、午前もロッククライミングに変える?
うん、でも、明日は飛び込みさせてくれるみたい。それやってから、決める。
飛び込み、ってさ、あの、大学の飛び込み台から、飛び降りるの?
うん、今日は、大きい子しかやらせてくれなかったけど、明日は、並んでみる。
マジかっ。あれ、10メートルくらい無い?
うん、でも、みんな楽しそうに落ちてて、私もやってみたい。
大学のプールなので本格的な高飛び込みが出来る超高い飛び込み台、そして、その飛び込みに耐えうる深さがあるプールなんですね。
午後のロッククライミングは、初日は安全講習で終わり、ハーネスの付け方の練習をひたすらさせられたので登れなかった、とのこと。
結び方が難しくてさ。
だろうね。英語分かる?
分かんないけど、あれは日本語で説明されても、分かんないよ。
そーなんだっ。
彼女にとっては、まずは目の前にある高飛び込みがあり、登りたいロッククライミングの壁があり、その為には、寒さ対策やハーネスを正しく身に付ける事があり、で、それは全部、実は英語だった。
的な、雰囲気。三年生で入ると、そう言う思考回路になるんだなぁ、、まずは分からない英語が気になって、尻込みしないのかしら。
それか、彼女の、性格なのか。。
翌日、袋に急いでしまわれていた、ホウホウを堂々と、抱えて集合する彼女。見ると昨日は誰も持ってなかったぬいぐるみ、同じ年頃の子達、みんな持ってるっ で、お互い、ジーッと見つめあってるところで、お別れして来ました。。
多分、今日から、また、お友達作ってくるな、と、何となく思いながら、コンドミニアムに戻りました。
↑ 最終日に、早めにお迎えに行ったら特別に撮影を許して貰えました。クライミングのハーネス、何度もチェックをパスしないと登らせて貰えないそうで、、私が見てても難しい結び方でした。
続きます。