カナダの英語キャンプに入れたきっかけは、家庭教師の先生が昔子供の頃に通われていたから、勧められたことから、でした。実際、手配を進める段階になった際には、そのダイアナ先生は日本を離れて外国でお仕事をされていたので、基本的にラインやFBのメッセンジャーでやり取りしながらも、サポートをして下さいました。
まず、バンクーバー在住のお友達を紹介してくれます。ブライアンと言う、どこまで行っても人の良いダイアナ先生の友人は、どーして、くらい、事前準備に協力的でした。後にお会いして理由が分かるのですが、子連れでバンクーバー入りして大学近くのアパートメントに移動する三日間は、彼が所有しているバンクーバー市内にあるホテル系列のコンドミニアムに滞在させてくれる事になりました。
ここから、大学に通うと言う手もありましたが、日本で言えば都内から、横浜くらいまでを往復する事になるので、断念。が、場所はバンクーバーの一等地、外資系ホテル経営の高級コンドミニアムでした。ブライアンは、中国系2世のお金持ちの息子さんらしく、いい意味でお坊ちゃんで、見ず知らずの私達に本当に親切にしてくれました。
まだ、小さい子達は、時差ボケ対策が必要です。月曜日から始まるキャンプに向けて母と子供のみ金曜日にバンクーバー入り、真っ直ぐ空港からタクシーでブライアンの部屋に行き、ひたすら休ませて貰えました。
そこは、ホテル経営だったので、ヘルスクラブがあり、プールが付いています。しかも相当夜中まで。なので時差ボケで起きてしまって有り余った子達を同じビル内でプールに連れて行けたり、何よりお家なのでキッチンや洗濯機を使わせて貰えてとても助かりました。
土曜日に出発してバンクーバー入りした旦那さんに拾って貰い、郊外都市、バーナビーに向かいます。その前に、土曜日の朝、ブライアンと初めて会ってブランチをしました。子供達は、ほとんど食べたら寝てましたが、私達は、初めて会ったにも関わらず、それまでの準備のやり取りでずーっと話していたので、初対面とは思えず、延々とおしゃべりしたのを覚えています。
彼は、IT系のお仕事で、彼女はバツイチ子持ち。ご両親が、結婚を中々許してくれなくて、なんて話も聞いたり。その彼女さんには会えなかったのですが。
カナダにいる間は、毎日、安全を確認したいから連絡取り合おうね。特に、はなが、一人になった時には、心配だから、いつでも連絡して。40分もあれば、行けるから。
ブライアン、ありがとう😭
言葉通り、普段分からない事があると、直ぐにブライアンにチャットして色んなことを教えて貰ってました。
どうして、こんなに良くしてくれるの?
思わず聞いてしまいます。
僕は、ダイアナの彼氏のボーディングスクールの時の親友なんだ。だから、ダイアナも家族同然だし、そのダイアナがお世話を頼んで来た君達も、当然、、大切な人達なんだよ。
へぇー。もう、感動っ。ブライアンは日本のお菓子が好きなのと、彼女さんが日本の歯ブラシがお好き、と、聞いていたので、お好みを聞いて10本くらい色んな種類の歯ブラシをお土産に渡しました。凄く喜んでくれました。
何かあっても、ブライアンが居てくれる。旦那さんは一週間の滞在でしたが、その後、一人で過ごすカナダで、彼は心の支えになってくれました。そして、果てしなくマメ。
はなの住んでる隣りに、ボーリング場があるみたい、慣れて来て三人でどこかに行きたかったら歩いて行けて安全だから、夜に行くと良いよ。
とか、
はなの住むコンドミニアムの一回にお寿司屋さんがあって、そこは凄く美味しいみたい、行くと良いよ。
とか、私のコンドミニアムのことを事前に調べて色々教えてくれました。また、バンクーバーは、基本安全な街ですが、絶対に行っては行けない危険な場所についても詳しく、画像付きで教えてくれます。
いくら、親友の彼女の紹介だからって、ここまで、って思うけど、とにかく心強い存在でした。彼の彼女とお子さんと三人を私の滞在先に招待したのですが、確か、お子さんが喘息が出て叶わなかったのかな。ちらし寿司とか、唐揚げを作って楽しみにしてたのに残念でした。
ダイアナ先生との縁がブライアンとの縁になり、一人で子連れ留学するには、本当に恵まれた環境だったと思います。
ブライアンのマメさは、今でも思い出すくらい。朝起きるとメッセンジャーが来てて、
今日は、夕方、何度まで冷えるよ、子供達に上着を持たせてね、カナダは物凄く夕方から寒くなるから。
とか、来ます🤣 お父さんかっ。
後に聞くと、一人で子連れで留学して来る私の根性に痛く感激してくれていたらしく、
日本人のお母さんって、本当に、凄いね。
と、しきりに言ってくれていたそう。確かに。ここまでやるって、言うか、流れ的にそーなってしまったけど、相当、孟母だよなぁ。。連れ子さんとは言え若いパパさんになったばかりのブライアンは、そんな親心に共感してくれていた様です。
前にも書きましたが、人は何かに向かって頑張ろうとすると、必ず、助けてくれる人が現れるんだな、と、つくづく思います。
ブライアンの手厚い歓待を受けて、二週間滞在するコンドミニアムも整い、子供達の、時差ボケも抜けて来ました。
月曜日、とうとう、キャンプに向かいます。とても緊張していましたが、いきなり来たカナダで、本当に優しいブライアンに良くして貰ったのが子供達も癒されたのか、カナダと言う国に、めちゃくちゃ良いイメージを持ってリラックスして学校にも向かいました。
私も、同じ様に日本に来る人達には、心を込めて歓待しよう、どんなに忙しくても、と、当時思いました。
今でも、あんまり関係無い外国人の知り合いでも、東京に来る、と、聞くと出来る限り会いに行ったり、家に招待したりします。ブライアンがしてくれた事は、カナダと言う国のイメージそのものを爆上げしてくれました。私も、同じでありたい、と、今でも思います。
続きます。