NHKのクローズアップ現代で『あなたの先生は大丈夫?教師の過重労働 その果てに何が』ってのがやっていたそうで、それを観た母が、連絡してきました。
母「教員辞めろ」
あはは。
ちょうど、教育実習生の指導をしたあとだったのでね。
『そだね〜』とメール返信しておきました。
教員のなり手がいないこと、事実です。
風呂で寝てしまうこと、事実です。
勤務記録改ざん、事実です。
教科の先生がいないこと、事実です。
講師の人数が増えていること、事実です。
土曜出勤、事実です。
うつでの休職の先生がいる、事実です。
2世が多い、事実です。
給料が減っていること、事実です。
国は、教員の働き方改革をすすめていますが、実際のところは勤務記録改ざんで成立している面が多いです。勤務時間の短縮で、何のメリットが有るかというと、教員の給料が減らせるということのみです。実務上はあまり変化はありません。
文部科学省から各県の教育委員会へ改善を強く進めるように出していますが、末端の教員からすれば、「こうなった原因はそもそもお前らの失策のせいだろ?」と言いたい。言えないから書く。
この中で、一番は教科の先生がいないことでしょうか。
各学校ですべての先生が揃っているところのほうが、すごいなという印象を受けます。
足りない場合はどうするかというと、教務がやったりするんですよ。『免許外教科担任制度』という苦肉の政策です。笑えるでしょ。主免許が理科であったとしても、理科やって美術やって特別支援教育学級やってみたいなことがありうるんですよ。
でも、これが取り上げられることはあまりありません。
教員がここまでいなくなったのは、もともとの激務以外に失策によって教員の人衆が減ってしまったことが原因です。それを『働き方改革』に逃げているだけの話です。
『もっと真剣にやれ』と言いたい。
私のように癌やICDが入って同じ状況で働いている人が多くいます。同僚は白血病ですが、半年で復活しました。わかりますかね。口では簡単に『大丈夫ですか』『先生の体が心配です』と言いますが、現実は残業70時間が超えそうになったら、早くタイムカードを切るんですよ。指導が入るんで。
学校は、そうやって成立していることを国は何もわかっていない。むしろわかっていてやっているだけにたちが悪い。