告知をそれほどしていなかったのに

コアなファンの方がたくさん集まって下さって

本当に嬉しく思います。


各社のスタッフの方も

遊びに来てくれて、ダイナモピクチャーズさんは

壇上でお話も頂きました。


第7話の演出を担当する

フレームの岡本晃さんも

遊びに来てくれたのですが・・・


アイジーの脚本家チームが、CGの大変さを知りながらも、

7話の部分で、空中戦の機体数を多くし、

苦労を掛けてしまった事実も発覚したようです。


かなり大変だったご様子ですが、

このシーンは、劇場版のクライマックスでも使われる

見事なシーン。


是非、本編をお楽しみください。


私が書くのもなんですが、

今週末の土曜日(5月21日)に

阿佐ヶ谷のロフトで、トークイベントがあるそうです。

最近は、私よりも、関係各社の方の方が詳しく

驚く情報ばかりですが、嬉しい限りです。

映像制作が順調ながらもバタバタの中で、

言われてみれば、こちらの準備も

関係者がバタバタしておりました。

一部、映像を先行して公開するような気配ですし、

監督に加え、今回は、

IGの脚本家チームの声を生で聴けるのは

アップルシードファン以外でも楽しめるのでは?

話題作をたくさん手掛けている方ばかりですし。。。

皆様もお誘い合わせの上、ご来場頂ければと思います。

私は、映像が公開されるという噂にドキドキですが。。

詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.loft-prj.co.jp/lofta/

公開中の映画「豆富小僧」を
我が社も2シーンほどお手伝いさせて頂いた。

この作品、一般の方にはどう思われているか
解らないが、CG的には凄い部分がある。

1つは、キャラクターの数。おそらく150体ぐらい
いるのではないだろうか?しかも、妖怪だけに
全部形状が違うので使い回しも効かない。
キャラクターを作るだけでかなりの
時間と労力を使ったと思う。

これだけでも、凄いがさらに凄いのは、
CGでは制作ソフトが何種類もある中で
XSIというツールで制作していること。
このツールは、日本ではゲーム系では主流だが
アジア諸国の利用は少なく、特に日本の映像系では
クリエーターも少ない。ソフトも
高価であり、なかなか大型映像案件に導入する
には物理的なハードルが多い。


もちろん、それを覚悟しても
XSIのもつアニメーションの表現力の高さを
重要視しての導入だと思うが勇気ある決断だったと思う。

その中心となって

制作幹事をやられたのが株式会社ラピスの

佐々木プロデューサー。

この作品のために、4,5年も前から

準備していた。劇場作品を作りたい熱意を

いつも感じた。


今回は制作期間が、本作品ともぶつかった為

お互いに協力が出来なかったが、

次回こそ、きちんと協力し合って

作りたいものだ。


僕も必ず観ます!

アニメでは撮影処理、

CGではコンポジット?


というような、最終工程がある。


簡単にいうと最終仕上げ、

色の調整や、質感などを

詰めていく。


見せたいものを引き立たせるのも、

見せたくないものを見えにくくするのも

この工程で調整することも可能だ。


正直なところ、3Dモデルや

アニメーションがイマイチで

あまり見せたくないものもある。


そんな中で、

アニメーションが評判の空気さんが

最終調整で、あまり

アニメーションが見えなくなってしまったのだ。


これは、空気さんなりの

そのカットに対する見え方を優先すると

そのアニメーションは優先ではないという

判断だが、僕からすれば、とにかく

もったいない。


せっかくつけたアニメーションが

隠れてしまうなんて・・・


その辺りをを竹清プロデューサーと

竹野監督に交渉中だ。


まぁ、ストーリーの伝わり方に

効果的であれば、僕も強くお願いするつもりもないけど、

僕にとっては、凄いアニメーションでも

空気さんにとっては、それほどたいしたことがないという

価値観の違いかもしれない。


でも、もったいない。



現在7話までの前半部分の制作が

だいぶ形になってきましたが、

8話以降の作業も順調に進んでいます。


その中で、11話のNデザインさんの

チェックムービーが届きましたが、

驚くほど、良く出来ていて

びっくりしました。


たぶん、Nデザインの岩崎監督は、

「これぐらいやっちゃって

大丈夫ですか?」という

気持ちで出してきたのかも

しれませんが・・・

全然大丈夫です。


さすがですよ。


実写映画を沢山やられているためか、

カットの切れ味が違います。


完成が本当に楽しみです。


同様に10話の会社も

かっこいいインターフェイスが

届きました。


13話は、演出的に

こだわりたいカットがあって、

そのアイディアに悩んでいるところ。


こんな感じで、後半戦も

実に楽しみな状況ですので

ご期待ください。

今日は、テレビ取材で、

ジーニーズのカメラが入った。


ちょうど、上京していた

空気さんにも

インタビュー出演して頂いた。


ミニコーナーではなく、

結構な特集的な扱いのようで、

女性リポーターの質問も

実に深い内容だった。


苦労話を聞きたい感じでしたが、

各社の協力もあって

それほど苦労話が無くて申し訳なく

思ってしまった。


放送は6月とのこと。

詳細が解り次第ご案内致します。

このプロジェクトを通じ、

仲良くなった

ダイナモピクチャーズさんと

フットサル大会を行いました。


互いにCGデザイナーの

体力の限界を感じながらの

厳しい戦いになりましたが・・・


ジーニーズ 5-3 ダイナモ


の結果となりました。


ジーニーズはキーパーが良かっただけで

実際には、終始ダイナモが優勢でした。


こういう会社間の交流を

深めていけたらと思います。

エグゼクティブプロデューサーから
今日も連絡があったが、
良く励まされる。


「何も心配しないで、
良いものを作ることだけ考えろ!」


そういう言葉をもらうと
プロデューサー陣も、スタッフも
ブレることなく前に進める。


いろんなプロジェクトをやってきたが、
今回ほど、各プロデューサーや
各スタッフの自主性に任される
プロジェクトは無い気がする。

そのぐらい、やり易く
やりがいを感じる。


エグゼクティブプロデューサーが
ブレることなく、任せてくれているからだと思う。


今回の大震災でも
政府がそういう明確なビジョンを持って
直接、お声掛けすれば、
被災地の方々も安心できると思った。

2話、3話の完成が観えて来た。
制作したのは2話がウェルツさんで
3話がプレミアムエージェンシーさん。
本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。


客観的に考えても
このクオリティのCGアニメシリーズは
観たことがない。新しい。


個人的な思いだが、
今回の「アップルシードⅩⅢ」は、
今までのアップルシードの続編という
位置付けはあまり好きではない。

実際に「製作」も「制作」も
過去の「アップルシード」に関わった
メンバーはいない。
新しい出資者、プロデューサー陣
ばかりだからこそ、発想も新しい。


こういう制作スタイルに
普通は理解すらしないだろう。


内容も原作を元にはしているが、
ストーリーも世界観もオリジナルに拘った。
過去の作品のデータも一切使っていない。
すべて新規に作っている。


特に、今回はそういう保守的な
プロデューサーが居なかったからこそ
実現したプロジェクトだと思う。


「アップルシード」といえば、
「アップシード・サーティーン」でありたい。

今回のプロジェクトで、いろんな取材を受ける。

1話ごとに違う会社が作る話題性は本当にありがたい。



当然のことながら、各社がパートを分けて作ることは

調べればあまり珍しいことではない。


珍しいのは、CGで各社がリレー方式で作り、

各社の名前を前面に出すことだと思う。



その中で、良く聞かれる質問がある。



各話のテイスト合わせの問題。


完全にテイストを合わせると、各話の個性も無くなる。

だから、合わせようとは思わないが、全部テイストが違うと、

シリーズとしての作品性がおかしくなる。



答えは、今回、お願いしている会社は、

その次元で競い合っているわけではない。

演出家なら、まずシリーズ、世界観、ストーリーの流れを

大事にし、自分の担当回で、よりストーリーに自然に描く

ことに重点を置いている。



自分の回だけ、テイストを変えて目立とうとする会社が

仮にあったとすれば、目立つが、その会社の

演出能力が逆に疑われる。



今回、すでに7話まで完成目前だが、

どの会社も、本当に演出能力が高い。

無意味にド派手にやる会社なんて無い。


でも、その回にしか出てこないキャラクターを大事に

演出し、シリーズ通してのキャラクターの個性も

ちゃんと維持している。



低レベルに、「各話好き勝手やって下さい」

なんて、今回限りのイベントに終わってしまう。

クオリティ争いなんて、時代とともに意味もなくなる。


今回は単なるイベントにはしたくない。


CG業界にいる演出家思考の

クリエーターを紹介する目的がある。

演出力を競いたい。


ストーリー、シリーズ、作品性を大事に出来るクリエーターに、もっと大きなチャンスを上げて、ビックになって欲しい。


だから、関係者の中には映像素人もいるけど、

そういう方こそが、不自然に思ったらNGだし、

まず自然に流れを見せれないのは、演出家としても厳しいと僕は思う。



各社にも取材が入っていますが、出来れば、

ルックや技術とかではなく、感情芝居に

質問を頂けると嬉しいです。よろしくお願い致します。