友人に突然Marcinと言うフラメンコギターのライブに誘われた。

余り馴染みは無かったが行ってみた。

 

ギターだけなのとスタンディングだったので

疲れるし、正直ちょっと退屈になって来た。

 

この音楽が流れて来た時

 

 

あ。。。この曲。。。もしかして。。。

 

あれれれ。

暫くして涙が出て来て止まらなくなった。

 

私は小さい頃から両親が大嫌いだった。

今いなくて良かった~と思っているのに

心と体って別なのかしら。

 

母の実家にグランドピアノがあって

母がベートーヴェンの「月光」を弾いてくれたんだ。

「エリーゼのために」も弾いてくれたくれたんだけど

この月光は絶妙で、弾き終わっては

もう一回弾いて!とせがんだものだ。

 

月光はとても難しいから、何度も弾くのがしんどいそうで

間に「エリーゼのために」を弾いて貰って交互にしつこく弾いて貰ったのを思い出したのだ。

 

もう一曲。「ティファニーで朝食を」でオードリーヘップバーンが歌う

「moon river」が母の十八番だった。

両親はとっても歌が上手であった。

 

父は大学生の頃バンドを組んでいて、TV出演もしていたから

かなり歌が上手い。

 

母も叔母と大学で同級生で一緒にレコードを自費出版した事がある位

歌が上手いのだった。

 

母と子供の頃GUAMに行った時に

dinnerの時間にカラオケみたいな時間があったような?

そこで母にmoon river歌って!と無理に引っ張り出し

歌って貰った時に拍手喝采で、何か賞を貰ってたような?

遠い記憶がある。

 

元気でご機嫌な時でもこのmoon riverを聴くと涙が止まらなくなっちゃうんだ。

そして私もこの歌を歌うようになった。

 

大っ嫌いな両親でもどこかではやはり親だから

恋しい一面もあるのかね?

 

何が引き金になるか分からない。

liveに行って良かった。

今日は穏やかで優しい気持ち😊