私には幼馴染がたくさんいて、その人達とはコロナ禍でも会っていたし、

電話もしていた。ネットフリックスもあった。

だから全く寂しくなかった。むしろ在宅勤務、緊急事態宣言は私には合っていた。

出社が増えて、会食や取引先の外出等意味がないんじゃないかと思っていた。

必要性を知りたかった。

 

久しぶりに同僚と飲みに行く事になった。

彼女達はコロナ禍でも外食していたが、それでも年に1回程。

前回は2か月前だ。私達の共通点は前職が同じと言う事。

一人は私の後任で、未だにその会社勤務。

5年程知り合いなのだが、後任の方は警戒心が強めなので、情報にも慎重だったので

なかなか距離が縮まらなかった。

2か月前の会食辺りからようやく皆さらけ出せるようになった気がする。

 

たった2か月の間に皆色々変化があったようだ。

私は会っていきなり彼氏に振られそうだと涙ぐんで、ひとしきり聞いて貰ったら

内一人が母親が他界してまだ2週間。母親を亡くしている私の気持ちを聞きたかったと言う。

そこで私の意外な生い立ちを話し、私は母が亡くなってむしろホッとした話しをし、

私では役に立てないかも、と話すと、涙ぐんでいたけど、それでも私は愛情たっぷりに

幸せに何の不自由もなく育ったように見えると言う事に感動してくれた。

 

もう一人は猛烈に忙しくて、体調不良になっていると愚痴った。

とても同じ会社とは思えない環境に驚愕し、私の後任者は非常に仕事も出来るし、

会社で働き方改革もしているので、色んなエピソードと知恵を出して彼女に具体的なアドバイスをしていた。

それまで私がいくら彼女に上司や派遣会社に相談しろ。愚痴だけ言っていても改善しない。

体調崩して会社辞める事になったって誰も責任取ってくれないんだから。

と言うだけでは彼女には良いアドバイスになっていなかったようでもどかしかったのだ。

流石!とそのアドバイスは私にも良いものだった。

 

私の失恋しそうな話題をいよいよ具体的に聞こうじゃないかと言う事になり、

Oさんから貰ったラインを読み上げると。。。

「なーんだ。それ全然別れようとしてないよ。待ち構えるような話題じゃなかったね。

安心したわー。さっき〇〇(私)のデスクに行ったら涙ぐんじゃってたから心配したけど。」

と言うから一気に安心した。

 

後任は若くして結婚しているから、もう恋愛から離れて長いので、分からないが、

彼女と息子との関係に非常に似ていると。

彼は忙しいから何かやったら?(これ皆に言われているが、興味のある事もないし

面倒でやる気なし)

 

彼女は今の状況と全く違った環境に身を置きたいと思い、

今は毎週土曜日に映画の翻訳の専門学校に通っていると言うではないか!

そこでは4人のグループに振り分けられ、自分以外全員自分の娘と同じようなお嬢さん。

確実に彼女に全員気を遣っている。自分はリーダータイプではないのに、皆気を遣って彼女をリーダーにする。

勉強を目的に行っているのに、人間関係がキツくて、学校に行きたくない位だそう。

 

そこで私は昔若い人達と働いていた時、まだ32歳だったのに、同僚達が大学院卒業したばかりの若者ばかりで、

彼等は、私と友達感覚で誘ってくれたんだけど、合コンやクラブ等、世代が違う遊びに誘われて、年を感じた事、

同じように学校に通い出して、同級生が同じ位年の差があり、今皆と仲間になった記事を読んだ話し、

林真理子が若い人達からインスピレーションを貰う。

ただ、若い人達と話すにはお金を払わないと来てくれない。と言う記事を読んだ。

だからあなたは若い人達と無料で付き合える利点があるのかも?等と自分の持ってる知識を振り絞って

盛り上がった。

 

もう一人は、猛烈に忙しいので、Oさんの気持ちが分かる。恋愛モードになれない。

週末は一人で体力回復の為に使う。友達にも会いたくない。別にあなたのせいじゃない。と言ってくれた。

 

そして二人から、私のメールは3人の中でも一番熱量があって、1行に対して私は5行位返して来る。

(これ友達にいつも咎められている所💦)

だから、皆こんなに私が楽しみにしてくれるから甘えちゃう。

きっと私がお店を選んで予約してくれるだろうと。

(誰も予約してくれなくて実はムカついていて、ギリギリまで様子見たけど仕方ないから予約しただけだ)

だから彼も甘えてるんだと思うよ。との事。

私は、30歳まで地獄だったから、なんでも私は嬉しくなっちゃう。

と言うと、皆涙ぐみ、「さっき〇〇(私)にお素麵あげただけで素麺の歌を作って小躍りしてた」

と言っていた。恥ずかしい。

 

彼女達は私の親友じゃないから、そこまで人の恋愛事に親身になってくれるなんて期待もしていなかった。

でも皆自分達の持ってる知識を一生懸命実例を出しつつ知恵をくれた。

私も。

有難かったなぁ。お互い褒め合ったりしていたが、そこには表面的でもなく、

お互いをリスペクトした内容の濃いものだった。

 

メールやオンラインではきっとこういう関係は築けなかっただろう。

だからかー。仕事も直接会う事の大切さが分かった気がした。

皆のお陰で気持ち的には救われて、今日はまた笑顔でいられる。

 

有難う!

 

※Oさんに何度も送信取り消しをし、やっと送った返信にはいまだ既読にならず。。。