老人ホームに入居させるにあたり、
民生委員に何度も祖母は会い、父も面談をし、認知症のレベルを審査された。
エリートだった人はプライドが高いので、
実際のレベルよりも低め(軽度)に診断されてしまう事が多いそうだ。
父もまた優等生な受け答えをしていたが、
何とかこちらに負担のかからない方法で入居する事が出来た。
家を退去するにあたり、
私に持ち帰りたいものがあれば明日中に持ち出すようにとのお達し。
母の妹たちはハイエナのように母のクローゼットや宝飾品を漁り、
「あのドレスはどうした?私が着たいんだけど」
「私が買ってあげたドレスだから貰っていいわよね?」
(母は背が高くてスタイルが良かったが、妹達は一人は激太り。
一人は小柄なので、合わないんだけど。)
余りの無神経さにタクシーに乗った叔母にドレスを投げつけたっけ。
何とも思ってないみたいだったけど。
片付けをしていると。。。冷蔵庫に遮光のビニールが。開けてみると。。。
母のものかな。。。お風呂場の排水溝から拾ってきたような毛髪がたくさん。。。
使用済みのタンポン。。。が入っていた。。。
タンポンなんて誰のだ。。怖くて考えたくなかった。
私がある程度住んだこの家は狂気に満ちていた。