こんにちは
最近、嬉しいことがありました
ゴールデンウィークの週、兄のピアノがお休みだったんです。
2週間あいだが空くから、教本も一冊減らしたこともあって、譜読み(私の鬼門👹)も楽で、ゆとりのある練習ができたんですよ
そしたら、レッスンの曲はそこそこに、兄が自分の好きな曲を勝手に弾き出しました。
前は、黒鍵のつくような曲は避けていたんだけど、その日は黒鍵のたくさん出てくる曲を弾き始めて、初めての曲だったんだけど、弾き切りましたそのとき…
『わー、ボク、なんでも弾けるんだ』
って、本人が感動してたんです
耳コピだけで、好きな曲が自分で弾けること。
いや、これは楽しいんだよ。ほんとに。
この楽しさを、私は君に知ってほしかったんだ
そのときを境に、とつぜん家にあるこれ↓
を出して、猛然といろんな曲を弾き始めました。
『おばけなんてないさ』『あさいちばんはやいのは』『どんないろがすき』…などなど、歌詞をみながら(やはり音符は見ない😂)どんどん弾き進めて、
『お母さん、どの曲が弾いてほしい』
って、自信満々に何曲も弾いてくれました
その後、兄から『ぼく、幼稚園のとき、よく先生にこの曲(YOASOBIの『勇者』)弾いてあげてたんだよ。先生にレッスンしてあげたの。』という初情報を聞きました。
幼稚園で、オルガン弾いてたんだなぁ
知らなかったよ。
他にも、『年中の頃は、この曲を先生に弾いてあげたんだ』とか、いろいろ話が出てきて。
兄は、めんどくさがって、なかなか学校であったことを話してくれないんですが、そっかぁ〜そんなことがあったんだなと、すごく印象的でした。
私が、鬼化して兄の勇気挫きをしていたときでも、知らない間に、彼は彼なりのやり方で、ピアノを楽しんで自信をつけていたんだな。
幼稚園の先生たちが、私がやっちまってたときも、知らないところで兄をフォローしてくれていたんだなって思って、じんとしました
この楽しさを知ったからには、兄は自分で耳コピ力をいきいきと磨いていくだろうなって、そのときすとんと私の胸に落ちました。
自分で左手で和音の伴奏を付けてみたり(まだ、そのレベルには達してないからレッスンではやったことがない)、転調させたり。
私自身は、そういうのを、YAMAHAで習って教え込まれてやってきたけれど、彼は自分で見つけて、楽しそうに夢中になっている
そうそう、そうやって、自分で楽しさを発見して、ああでもないこうでもないと、合う和音を探してみて…こういうプロセスが、まさに大事なことで。
『正解はこれです、覚えてね』じゃない世界を、どれだけ幼児期に与えられるかが大事だと思っていた当時の自分のことも、はっと思い出しました。
色々あったけど、実ってる
やっぱり、我が家は幼児科に行かなくて正解だったなって思うし、ここまで鬼化、闇堕ちしながらも、自分を奮い立たせてやってきたことは、無駄じゃなかったなって、静かな達成感を感じました。
音符がなかなか定着しないってヤキモキしてる私でしたが、そっちより大事なことがいつのまにかしっかり育っていたということ、そして、兄が確かに『自信』を持った瞬間を見届けられたこと。
まさに、『ここまできたら、あとは自走できるな』とわかった瞬間でした。
尊い瞬間でした。突然くるんだな、Jカーブ!
他のことも、きっとそうなんだろうな。
コツコツやってるくもん書写も、英語も、ワークも。いつか、彼のタイミングでJカーブを描く日がくるんだろう!!うん、絶対そうだ。
この『静かな自信』を、いろいろなことでつけていってほしい。長く時間がかかってもいいから。
ピアノについては、これ以上、邪魔しないように…音符をいつ覚えるか、それはもうきっと彼の内的動機にかかっているので、気長に待とうと思います
誰かと競走してるわけでも、プロにならせたいわけでもないし、学校で困ってるわけでもないんだから!
幼少期は『よくでき』たけど、親の干渉が切れたら、もうピアノなんか触らなくなるような、そんな残念なことはしたくない。
一生、楽しみ、学び続けられることが、いちばんの財産
目先の成果や、親の見栄のために、大事なものを破壊したくないです。(勉強でも、そう思ってる✨)
『この曲が、どうしても弾けるようになりたい』って思える曲に出会う方がきっと大事なんだろうな
そのときが来るまで、私は兄を信じて待つぞとここに誓いますっ