こんにちは
連日、本の話が続きます!
最近は隙間時間に、好きな本を読むことにしてますもう、子育て本とか中受系の本は、よほどのものじゃなきゃ読まないぞと決めた!(おおたとしまささんとかさ!)兄がひとりっ子時代にしこたま読んだし(大体同じことしか書いてないしな)、キリがないし。
そしてなんといっても、3人育児でキャパオーバーな今読むと、あれもこれも、できナイ足りナイだらけで胸がツライ(韻を踏んだ)から、もうやめて自分が好きな本に振り切ることにしました
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わたしは、女性現代作家では、川上未映子さん、辻村深月さんら恩田陸さんが好き(前も言ったと思うけども、、大事なことだからもう一度言う)
他にも、朝井まかてさんが描く主人公たちもすごく好き!(こちらは、朝ドラ『らんまん』の原作本にもなった。
↓このへん、朝井まかてさんの推しの本たち
↑昨日の記事に出てきました、鴎外の、息子が主人公の本です✨おまり様も出てくるよ
ちなみに、さっき本屋さん行ったら恩田陸さまの新刊が出ていた…
これは読まねば
あと、最近読んだ、川上未映子さまのこちらも…すごくよかったです。わたしは、『黄色い家』よりこちらのが響きました。
川上未映子さんの描く女の醜さ、世間、社会、家族の救いのなさ、つらさがグサグサ胸に刺さるんだけど、彼女ならではの透明感と明るさを感じる文章と、最後にはなんとなく救いのあるストーリーが、大好きですこちらは短編なんですが、最初(SNS整形女子)と最後(母と娘とその友人による話。子育て中の母としてグサグサやられました…さすが未映子さまよ…)の話がよかった誰か、わたしと一緒にグサグサ刺されてほしいィィ
そしてそして…今回、みなさんに夏が来る前におすすめしたいのがこちらなんです。今回の記事タイトルのイチオシ本はこれです。(前置き、長ッッ)
コロナって、何だったんだよ…って、今振り返ると思いませんか?
こんなこと、言ったらいけないのかもしれないけど、もう時効だからいいかな。フォロワーさん減るかもしれんけど、、本音で話します。
わたしは、コロナ自粛期間の後期に、テレビで見たNコンで歌う中高生たちのマスク姿に、悔しくて涙が出ました。
あれは、マスクが解除された後にあったコンクールだったはずなのに。なんで、子どもたちだけ、いまだに見せしめのように、こんな姿で歌うことを強いられるの?
許せないって、もう、ほんとに悔しかった。。
大会が開催されるようになっただけマシなのは、そうかもしれない。でもさ、そうじゃないでしょ、もっと大切なこと考えろよ、大人たちって、大声で叫びたかった。
私はマスクが大嫌いだから、あの頃、育休で職場に出てなくてほんとによかったって思ってしまう(職場でずっとマスクで1日過ごすとか、わたしには無理ゲーだったと思うでも、世の中はみなさん、そうやって働いていたのだと思うと、ほんとに頭が下がるし、子どもたちが奪われたもののことを思うと、うぉぉぉっ込み上げるものがあります。この話は、またアメ限で話したいです)。
兄も、運良くマスク生活が強いられないタイミングで、入学ができました。いまだに、給食はひとりずつ黙食してるらしいですが…(その点について、え?なんで?って思ってしまうわたしですが、コロナ禍真っ只中で学生時代を過ごした子どもたちのことを考えれば、なんてことないことですね…)。
あの頃、まさにさまざまな形で『青春』を奪われた思春期の子どもたち。
今でも後遺症のように残り、アフターコロナ時代の常識のようになってしまった『何か』がありますよね。
一個人ではどうすることもできない、黙って受け入れるしかない物事。
小さなモヤモヤ、どうしようもない、やるせない現実。
傷付きながら、もがきながら、揺らぎながら、それでもコロナ禍真っ只中の中高生が、彼らの光る青春を見つけて飛び込んでいく、素晴らしいストーリーでした。
泣けました。
辻村深月さんのあったかい光の物語を読んで、ああ、私もいっぱしにあの長いコロナ騒動で傷付いてたんだなって、それを認めようって思うことができました。
そして、いろんなものを、目に見える形で、見えない形で奪われた全てのこどもたちに、この物語を届けたいって思いました。
こんな優しい物語にして、コロナの傷を癒す物語を創り上げる辻村深月さん。尊敬しかありません
怒りや憤り、悲しみや辛さを全部飲み込んで、そこを昇華させて出てくるものこそが、本物だとわたしも思っています。
ただ、自分の正義を振り翳して訴えるだけでは、誰にも響かないですからね。
『かがみの孤城』も大好きだけど、『この夏の星を見る』も、同立1位🥇をあげたいくらい好きな作品になりました
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マラソンで、弟のワークと兄の基礎英語5月号のテキストもゲットです