みなさん、『たまごにいちゃん』ってご存知ですか
はなかっぱの作者である、あきやまただしさんの作品です
この絵本、私大好きなんです。
昨日、幼稚園の帰りに寄った公園で、兄はほんとは大きい子用のブランコに乗りたかったんですけど、弟に付き合って、小さい子用のブランコに一緒に乗ってくれまして。
小さいブランコの中でまるくなって乗って、『ぼく、たまごにいちゃん〜』って喜んでたんです🥚
☝️昨日のダビデの東京出張みやげ、ごまたまごw
『たまごにいちゃん』は、お兄ちゃんなのに、いつまでもたまごの中に入っていたい男の子のお話。
ほんとは、たまごから出なきゃいけないのに、でたくない。
弟たちが、先を越してひよこになってもニワトリになっても、卵の中に入ったままで平気。
たまごのまんまで、おかあさんにあっためてもらいたいし、ずっと甘えんぼのままでいたい。
そんな臆病で甘えんぼなたまごにいちゃんを、そのまんま受け止めて、お母さんもお父さんも弟たちも、優しく見守ってる話なんです。
私は、つい、兄の殻をドンドンッてかち割っちゃうところがあります
言葉で、態度で。
そんなとき、兄はすごく辛い思いをするし、わたしも後から、すごく後悔する。
でも、この絵本を読むとね、ハッて気づくんですよ。
兄はたまごにいちゃんだ、勝手におかあさんが殻を割ったらいけないってね!
ちなみに、私は『ぼくはたまごにいちゃん』の方も大好きなんですが、そこには、とても立派で頼もしいニワトリのお父さんも、かつてはたまごにいちゃんと同じように、ずっとたまごのなかに入っていたこと。でも、幼かった頃、小さいお母さんがピンチのときに、お母さんを助けてたまごの殻が割れてしまったとき、『ぼくは後悔していない』って言って、たまごから出てくるんです…涙なしでは読めません
そんな『たまごにいちゃん』が、お兄さんと赤ちゃんの狭間で揺れる兄も、すごく好きです
ふとした瞬間に、たまごの殻を早く早くとカチ割りそうになるときに、何度でも読み返そうと思うシリーズです
…
兄がもっと小さい頃は、これもよく読んで、泣きながら読み聞かせしてました
あきやまただしさんの絵本は、カラッとしててほのぼのかわいくて好きですが、宮西達也さんの作品は、どれも泣かせるよねーッッ