こんにちは
読書の秋がやってきましたね〜
ちょっとひんやりした空気に、今までは弟の朝寝中にブログを書いておったのですが、最近は読書に夢中になっています
今読んでるのはこちらです
上橋菜穂子さんの最新作。
かなり夢中になって読み耽っています。
コロナ、モンサント社、F1種、生態系の破壊…考えさせられることがたくさんあります
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朝井まかてさんも、大好きです
名もなき人や偉人たちの生き様を、手にとるように描いて、毎回心にずっしりと残る感動を届けてくれる作家さんです最新作は『ボタニカ』。
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さて、今日は夫の趣味で、私も20代でハマった歴史漫画をご紹介させてください
こちら、『風雲児たち』
これまで、近所の小学生、師匠の息子たちetc色々な小学生たちに布教しました
そして皆、気に入りすぎて、100パーセント自分の家に揃えるという、とっておきの漫画
これは、ただの歴史漫画ではなく人生を変えてくれる漫画です。
この漫画と出会ったとき。
それは結婚した当初に遡ります。
新居にウキウキした気分で引っ越してきた私たち。
本棚にそれぞれの本を入れていたそのとき…
私『なに、その汚らしい漫画』
(そう…旧版は↓こんな装丁だったんです。これじゃ女子は絶対手に取らないから、新装版が出てほんとによかったと思ってる私です)
夫『おいおい、君は風雲児たちも知らないってのかこれは俺が小学生の頃に出会った偉大な漫画…これがあったから、今の俺があるといっても過言では無い。どんなにボロボロだろうと、これだけは外せない』
読まれすぎてページが外れてるところもあるほどでした。とりあえずパラパラめくってみたら、絵はイマイチ(少女漫画慣れしてて…)だし文字は細かいし、ちーっとも心惹かれず。
私『ないわ』
夫『そう思うでしょ?とりあえず、5巻まで…騙されたと思って、5巻まで読んでみな』
おぉ受けてたとうと読み始めたら…もう止まりませんでした読む手も涙も衝撃も
江戸時代から始まる歴史漫画なのですが、どの登場人物も、切ったら血が出るような愛のある描かれ方をしていて、たださらりと歴史をなぞるだけではなく、その人の生き様、考え方を衝撃をもって教えてくれる漫画です。(ギャグも多い。男の子にはウケるのだろうが…そこはBBAにはウケない。)
そこで私は、これまで知らなかった、教科書では教えてくれない、日本のために命懸けて動いた偉人たちが幾千もいたことを教えられました…
幕末の偉人たちにはスポットライトが当たることは多くても、江戸時代に、国を守るため、幕府に背いてでも行動を起こした人たちがたくさんいたことを思い知らされました。
そして事実、処刑されたり、不遇な目に遭わされ死んでいった『彼ら』の業績があったからこそ、開国後の日本がどれだけ助けられて守られたかということも、衝撃とともに伝えてくれる漫画です。
作者のみなもと太郎さんは、作品を完成させることなく、昨年くらいに亡くなられています。(最後まで読みたかった…!)
そのみなもとさんの出版当初のエピソード。
漫画家として、これ(風雲児たち)だけは書かなければ死ねないと思い、出版されるかされないかもわからないうちから、お金になるかならないかもわからない状態であったけれど、文字通り『命を賭けて』書いてきたんだそうです。
夫が小学生の頃に出始めていたそうなので、もう30年近く現役で読み継がれている歴史漫画。
私も、『風雲児たち』と出会って、歴史観がガラリと変わりました。(伊豆に行ったとき、韮山の反射炉で手を合わせて涙出そうになるくらいにはなりましたね)
今、ここに平和で穏やかな生活が送れているのは、あのとき、不当な扱いを受けながらも、懸命にその身を捧げてくれた先人たちが居たからなんだな…逆に、ぬくぬくと私腹をこやすことだけに夢中になって、偉人たちの邪魔しかしなかったアイツ…あんな風にだけは、なっちゃいけないな。
そんなことを、思いました。
もはや、小学生の道徳の授業の教材にしてほしい
私も小学生のうちから読んでいたら…と悔しくなりすぎて、手当たり次第小学生に貸した次第です(結果は上述のとおり。お向かいの小学生男子は、うちの漫画で3回読み直した挙句、お母さんに買ってもらってました)
歴史の流れをなぞるだけじゃない、魂の歴史漫画志ある小中学生に、おススメです