時系列がメチャクチャになりますが、スキーに行ったお話です。

 

北イタリアにはスキーができるところがたくさんあります。ミラノと同じロンバルディア州ではLivingo(リヴィーニョ)やBormio(ボルミオ)が有名なようです。

 

もっと遠くまでいくと、夏に旅行したドロミテエリアは素晴らしいと聞きますし、西の方に行けばマッターホルンを望むCervinia(チェルビニア)、Valle d'Aosta (ヴァッレダオスタ)、フランスにほど近いCourmayeur(クールマイユール)など色々あります。

 

イタリアに来てから初めてのスキーは、Bormioを選びました。

場所的には、夏に行ったVal di Melloを通り過ぎてさらに1h~1.5hほど一般道を走ったところにあります。途中スイスのサンモリッツと結ぶ赤い山岳鉄道が有名なTiranoを通り過ぎます。車線が一本なので所々渋滞があります。。。途中休憩しながら3.5hくらいで到着しました。

 

 

↓こちらのサイトでゲレンデマップ、リフト券、レンタルなどなどあらゆる情報を入手できます。

Stelvioというコースが2026年冬季オリンピックの一部競技の会場となるようです。

 

 

ゲレンデはこんな感じですが、中級〜中上級コースがほとんどを占めるゲレンデという印象でした。そして、日本で行っていたスキー場よりもコースが長い!一本滑ると日本で3〜5本滑ったような感覚になりました。バテます。笑

 

コロナ禍のスキー場ということで、リフト券にグリーンパスをペアリングする必要があります。複数日数分のパスを買う場合、買った当日の分は窓口で登録してくれて、それ以降は毎日このQRコードにアクセスして、自分のグリーンパスのコードを読ませてオンラインでリフト券に登録するという仕組みです。すごいですね。。。色んな意味で。スキーパスはボルミオと、周辺エリアの他の2つのゲレンデでも使えるそうです。

 

Bormio-Bormio2000のケーブルカー(9番)を上ってBormio2000を拠点に、夫と交代で娘と滑ったり一人で滑ったりしました。Bormio2000には子供が遊べる広場もあって、ソリなどができます(有料)。そして、Bormio2000にはスキーロッカーを借りることができて、ゲレンデ内に宿泊していない場合はかなり利用価値があると思いました。私たちもスキー道具はそこに置いて靴も履き替えて宿まで帰れたのでかなり助かりました。

 

ある日のランチはBormio3000までゴンドラを使って息子も一緒に往復しましたよ。Bormio2000-Bormio3000(Cima Bianca)のゴンドラ(19番)はスキーを履かずに往復するにはそちらしか手段がないですが、本数が少ないのでとても時間効率が悪いと感じました。スキーを滑る人であれば、リフト2本(18番と22番)を乗り継ぐ方が絶対的に早いです!

 

それからBormio2000から山を見て右側に初級コースもあって、紐を跨ぐタイプのリフト(20,21番)で上がれます。

 

私たちが行った時は暖かすぎて、しばらく雪も降っていなかったのでゲレンデコンディションはあまり良いとは思えませんでした(人工雪)。帰る日に朝から雪が降っていて、その日が一番滑りやすかったです。

自分のスキーは中級レベルから抜け出せず、元からそんなにうまい訳でもないのですがなんだか今回より下手くそになったなと思いました。代わりに娘はどんどん上手くなっています。

 

Bormio3000の景色はなかなか良かったですし、そこのレストランのご飯もおいしかったです。この地方の名物であるピッツォッケリ(Val di Melloでも食べたやつ)や鹿肉ラグーのニョッキなど。

 

 

 

そして、初日にはこんな夕焼けも見ることができました。オレンジに染まる山がなかなか良かったです。

 

 

Bormio2000からBormioに降りるときは日が暮れ始めていました。夜景も綺麗なんだろうな〜

 

途中夫と娘のスキーグローブが二人とも破れたため、夜に急遽ボルミオの街に買いに行きました。街もなかなか可愛い感じで良かったです。

 

 

 

ちなみに、Bormioには有名なテルメがあります(Bormio Terme)。我が家は息子が小さすぎるので行きませんでしたが、日本みたいな温泉というよりは温水プールスパというイメージのようです。あぁ温泉が恋しい。

 

海外での初スキー、しかも1歳児連れ、そしてコロナ禍ということもあり、色々勝手がわからなかったことも多かったのですが、楽しかったです。

 

今はなかなか難しいですが、コロナがもう少し落ち着いたらまた別の場所にも行きたいなと思います。