話に共感していることが相手に伝わるためには何が必要だろう?
「子供の話を聞いた私の返答が子供を怒らせた」
その時、私は子供に共感してなかったのか?
考えてみた。
私の中で起こっていたことはこうだ。
(あー、そういうこと。あるよね!誰でも体験する話だね。)
子供の話の内容が、体験したことがある内容に近ければそう思っている。
ある意味共感している。
でも、返答は
「そんなことよくあることだよ。」
とかになる。
今まで、私は「そんなことよくあることだよ。」
という発言には、共感が含まれていると思っていた。
ここが落とし穴だった。
子供は今その起きたことの渦中にあるので、
起きたことに対しての感情を持っている。
私は過去の事なので、
子供よりもっと先にいる状態である。
「似たような体験をしたことがある」
ということを匂わせたようなセリフで、
共感したことが伝わっていると勘違いしていたのだ。
子供は、今の自分の感情に共感して欲しかったのだ。
一緒にその感情を共感して、そこからの
「でもそれはよくあることだよ。」
だったら、怒られなかったかもしれない。
共感とは、その人の目線に合わせることなのかも知れない。
まだ「共感」に苦手意識があるが、
勘違いしていたことに気づけたので、
次は違う対応をしようと思う。