斜陽 − 太宰治 | K's SHOPのブログ

斜陽 − 太宰治

・論理は、所詮、論理への愛である。生きている人間の愛ではない。金と女、論理は、はにかみ、そそくさと歩み去る。歴史、哲学、教育、宗教、法律、政治、経済、社会、そんな学問より、ひとりの処女の微笑が尊いというファウスト博士の勇敢なる実証。学問とは、虚栄の別名である。人間が人間でなくなろうとする努力である。


・不良でない人間があるだろうか。味気ない思い。金が欲しい。さもなくば、眠りながらの自然死!


・とにかくね、生きているのだからね、インチキやっているに違いないのさ。


・人間には生きる権利があると同様に、死ぬ権利もある筈です。


・犠牲者。道徳の過渡期の犠牲者。