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こはる日和

〜育児やあれやこれやの徒然日記〜



数日前にアップされた愛読ブログの記事。


学校へ持って行ったお弁当の中身をからかわれるという、国際結婚&駐在の子あるあるの中でも、あるある度かなり高めの話題であると思う。


一年半前、上ムスメが始めてサンドイッチ(お弁当のことをうちの学校では総じてこう呼ぶ。その名の通り、皆毎回サンドイッチ。)におにぎり弁当を持っていったが、和食弁当はこれ一回きり。
案の定好奇の目で見られ、また皆と違うことへの恥ずかしさで日本式弁当は上ムスメにNGを出された。


上のブログ筆者、そして娘さんはご主人や学校側の協力もあり、一歩前に進むことができて何よりである。


日本文化や日本食を紹介する臨時授業をしたい、と申し出たイギリス人のご主人。
神か。
芯の通った人の周りにはやはり同じような志の人が引き寄せられるのだなぁ。




そして、ブログを読んだ日と時を同じくして、こちらの友人から、私を含め周りのイギリス在住日本人が皆お世話になっている日本人美容師さんのある話を聞いた。


最近、そこの美容院のイギリス人顧客からクレームがあったため、その美容師さんが接客中に日本語を話せなくなったらしい。
なんでも、美容師さんと日本人客の日本語の会話が、自分の悪口を言われているような気になるというのだ。


被害妄想が宇宙領域である。

もちろん、私の時は他の客のことを話題にしたこともなければ、そもそも興味がない。


イギリスの片田舎では日本人美容師など稀有な存在。
クレーム者もそうだが、皆に引っ張りだこで日本人の得意客を大量に抱える美容師より、1クレームを優先した美容院責任者の判断に、残念と言わざるを得ない。

英語のシャワーに疲れる中(というほど浴びてもいないが)、サロンの癒しのひと時に楽しく日本語をしゃべることも今後許されないのか。



さて、9月に一学年進級して給食が無料では無くなったため、サンドイッチの頻度が増えた上ムスメと、それに応じて同じ日にサンドイッチを持たせている下ムスメに、今日の夕食時、
「明日はおにぎり持ってく?」と聞いてみた。


上ムスメが日本食NGを出した当時、まだナーサリーで午前終わりだった下ムスメは、
「持ってくー!!」と大乗り気。
そしてちょっと迷いながらも、「うん…わかった!」と答える上ムスメ。
あの頃とは、友人の数や親密度が違う。


さて結果はいかに。
おかずの内容を考えながら、一人、気を揉む母である。