今回は、当ブログで何度かお伝えしている京橋の加島美術さんのお話し

ありがたいことに、3月初めに加島美術さんより、3月20日(金)から始まる以下の展示会の案内を頂いた

「琳派展ーひきつがれる装飾と簡素の美ー」

簡単に内容を説明すると・・・
(頂いたメール文面参照)

●「琳派展ーひきつがれる装飾と簡素の美ー」について

江戸時代の京都、俵屋宗達から始まった日本画の系譜「琳派」は、
約400年にわたって現代まで受け継がれて来ました。

2018年にはパリのチェルヌスキ美術館で琳派展が催されるなど、
今や世界中の美術ファンを魅了するほどにまで成長した日本の「琳派」ですが、
知名度が高まるにつれて、琳派作品の絢爛豪華なあしらいばかりが注目されてきているのも事実です。

しかしその真髄は、作品に使われる金箔や銀箔などの贅沢な材料にあるのではなく、
卓越したデザインセンスと画技の洗練性にあります。

多くの絵師たちが私淑することによって自ら研鑽を積み、時代を超え、
その美意識が継承されてきた「琳派」。

そんな「琳派」に属する代表的な絵師たちによる作品の中でも、
普段金銀の輝きの間で埋もれがちな「もうひとつの琳派」作品にも注目した展示販売会を開催いたします。



●本展の見どころ

1、琳派作品を特徴づけるデザイン性と美意識が見てとれる
琳派らしい鮮やかな色遣いの作品や、工芸作品の展示。


2、時間を超えて継承されてきたモチーフ!

琳派の絵師たちが私淑により自ら再構築しながら引き継いで来た
秋草や杜若などをモチーフとした琳派の伝統的な作品の数々。


3、「キラキラ」だけが琳派ではない!琳派絵師たちが描く水墨画の魅力が伝わる作品も!


4、貴重な作品の数々をガラスケースなしで展示。作品の迫力を直接ご覧いただけます。

 

●主な出品作品


・鈴木 其一「立雛図」絹本 着色 酒井抱祝箱書 皇孫照宮成子内親王殿下御生記念
・神坂 雪佳「文庫箱 硯箱」蒔絵
・酒井 抱一「秋草之図」絹本 着色 酒井道一箱書 紫紅社「抱一派花鳥画譜」所載
・中村 芳中「托鉢図」紙本 水墨 千葉市美術館2014年光琳を慕う-中村芳中展出品
・尾形 乾山「桜図」扇面台貼幅 紙本 着色 石川県美術館開館十周年記念琳派の芸術-光悦・宗達・光琳・乾山-名作展出品 雄山閣出版「尾形乾山全作品とその系譜」所載

などなど

正直言って美術品については全くのシロウトなのでその価値についてはよく分からなうが、ただこれはかなりの作品が揃っていそうだというのは分かる

あくまで私のブログではどのような作品があるのか?を中心にお伝えする






入り口に
酒井 抱一画/菊池 五山・宮澤 雲山賛「鶏と烏図」が飾られている




これはかなり評価の高い作品のようだ



こては鈴木其一 「立雛図」



1階奥の展示スペースに飾られた屏風がやはり目を引く




作品名は撮影を忘れたため失念・・・

でもこれは迫力がありましたね









個人的には、この扇子の作品が気に入った一つ






これは、中村芳中 「宅鉢図」









訪れたのは初日の3月20日(金)だったけど、既に売れた作品もあるという


この「琳派展-ひきつがれる装飾と簡素の美-」は3月29日(日)まで行っています

加島美術