原題:Mindscape、Anna(2013)
ミイラ取りがミイラになる。
あらすじ。
人の記憶を観察できる能力(ESP)を駆使し、事件を解決する記憶探偵を生業としていた主人公ジョン・ワシントン(マーク・ストロング)。
セッション(観察)中に自身の記憶が混入してしまう事故を起こして以来、記憶探偵を休業をしていた。
復帰最初の依頼は、絶食している少女に物を食べさせるという簡単な仕事のはずだった。
依頼主である少女の親の元に出向いたジョンは、アナ・グリーン(タイッサ・ファーミガ)に出会う。
セッションを行い、見事彼女に絶食をやめさせることに成功したジョンだったが、
彼女にはまだ多くの「謎」を抱えていた。
ジョンは様々な事件や事象が複雑に絡み合うその「謎」の真相を探っていくこととなる。
きました。
久しぶりに衝撃を受けました。
面白かったです、これ。
以下ネタバレ。
《作品の面白さを著しく損ないますので鑑賞後にお読みになってください》
端的に言うと、
記憶探偵がサイコパスとセッションして記憶に眠る謎を明らかにしていく話かと思ったら、
記憶探偵がサイコパスにまんまとセッションされちゃって殺人事件の容疑者にされちゃって投獄...
その全てが記憶探偵と元・記憶探偵のセッションした記憶でした、っていう話。
そろそろ記憶という文字がゲシュタルト崩壊を起こしそうです。
まず主人公のジョン。
奥さんを亡くしたショックを拭いきれず、
他人の記憶を辿っている最中に自身の記憶を混入させちゃうって、
お前ドム・コブかよ!
記憶探偵ですがメンタルはあんまり強くありません。
そのせいで付け込まれまくっちゃってますし。
でも渋い。かっこいい。
しかし既視感が...。
なんか岩の壁ぶっ壊して復活しちゃいそうな感じですよね~...
ってやっぱりブラック・ウッド卿じゃないですか!見たことあると思ったんだー。
そんなブラック・ウッド卿、今回はホームズではなく小娘にやられちゃいます。
件の美少女アナ。
紛れもなく美少女です。まんまと騙されました。
最初はなんやかんや理由つけられて施設送りにされそうな美少女だったアナ。
次第に不穏な空気を醸し出すようになってきたのですが、結構途中まで
「アナは悪くないよー、ありのままでいいよー」
と思わされてました。
蓋を開けてみれば
「とんでもねぇサイコパスだな!」
と戦慄してしまう悪女でした。
でもいいんだ、だって可愛いんだもん。(身も蓋もない)
映画全体としては映像も綺麗だし人物や物事の描写の見せ方も上手く、どんどん物語に引き込まれます。
ストーリーもすごく魅力的で、様々な場所に散りばめられた謎が最後に明らかになるのが爽快です。
いや決して気持ちいいものではなく、寧ろ胸糞系な話なのですが、観終わるとなぜか全て納得してしまう。
全ての謎を解かずにあえて残すことでそれがうまく余韻となって残ります。
また観たくなる映画です。いいね!



