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原題:Kick-Ass2(2013)
 
 

 

 

ヒットガール最高!

 

 


あらすじ。

前作から3年後。

 

 

キックアスを辞めたデイヴは退屈な日常を送っていた。
一方父親を亡くしたミンディはヒットガールを封印し、父の同僚であった刑事・マーカスと暮らしていた。
マーカスはミンディに普通の女の子として過ごして欲しかったのだが、幼い頃からヒットガールとして生きてきたミンディは普通の生活に馴染めず密かに訓練を続けていた。
デイヴもまた、キックアスとしての刺激的な日々を忘れられずミンディとともに訓練をする事にする。
ある時、街の不良相手に実戦訓練をする2人だったが、警察が駆けつけミンディはその場から逃げる。
マーカスからの連絡も誤魔化して、愛車のパニガーレを飛ばしてタッチの差で先に帰宅し、ベットに潜り込む事に成功したミンディだったが、首についた血からヒットガールとして活動していたことに気づかれてしまう。
ミンディはヒットガールを辞める事を余儀なくされ、学校でデイヴに会っても冷たい態度をとる。
ミンディとともにヒーロー活動をできなくなったデイヴは、同じように自警活動をするヒーローにコンタクトをとり、
ヒーロー集団「ジャスティスフォーエヴァー」に参加することとなる。
同じ時、レッドミストことクリスは父親がキックアスに殺されたと勘違いし、自らがスーパーヴィラン・マザーファッカーとして、凶悪な人物たちを集めて活動を始めていた...。
 




感想。
この映画大好きです。
どうしようもなく下品でバイオレンスでグロテスクなんですけどね、
本当は弱い人間が自分の正義を貫きたい一心で苦悩・奮闘する様がすごく魅力的な映画です。
人がバタバタと、しかもなんの意味も余韻も無く死んでいきます。
これは人は必ずしもドラマティックに死ぬわけじゃないんだという皮肉でしょうか。
 
死んだら全てが終わり。
それ以上でもそれ以下でもない。
だから恐怖に怯えたり敵から逃げたりする。
しかしそんな恐怖に耐え、乗り越え、正義を果たす人たちこそ「ヒーロー」と呼ばれるんじゃないか、とこの映画は伝えているように感じます。
本当のヒーローは超人でもなんでもなく、ただの人間だということ。

物語終盤で日常を過ごすジャスティス・フォーエバーのメンバーが目の前で起きたひったくりの犯人をスーツ姿のまま追いかけるシーンがありましたが、
正義はなにも凶悪な敵を倒すことではなく、ちいさなことでも人を助けた時にその人はヒーローだ、誰にだってなれるんだよ
というメッセージなんじゃないかと思って胸にぐっときました。

胸を張って進められる映画かと聞かれると...どうなのでしょうか。
良い映画だったかと聞かれれば迷わず頷きます。

コミカルにシーンは進んでいきますが、物語自体はとてもダークで重い。
 
ミンディはヒットガールとして幼少時から殺人術を教え込まれて育ち、
その師匠である父が亡くなっても、
もう普通の女の子になっても良いと言われても、ミンディの中の正義の炎は消えることはありませんでした。
誰にためでもなく、悪党を懲らしめる。
それがミンディの普通であり、それが彼女自身の選んだ道なのです。
しかし今はただじっと耐えなければいけない。
たとえ同級生に貶められても...
 
デイヴはただ退屈な日常に嫌気がさしてまたキックアスとしてストリートに戻りました。
そしてジャスティスフォーエヴァーのメンバー達と合流して盛り上がるわけです。
悪い奴らを懲らしめることに快感すら覚えていたのかもしれません。
しかし振り上げた拳は、彼の思いもよらない形で彼自身に返ってくることとなります。
彼を逆恨みしたクリスはマザーファッカーなるヴィランとして復讐を目論み、
大佐はおろか、実の父親まで殺害されてしまいます。
改めて自分のしたことへの大きな責任を知ることとなるのです...
 
このような感じで、ヒーロー達のダークな内面をクローズアップしている分、
クライマックスの乱闘シーンが映えるのかもしれません。
 
最後はデイヴにキスをして去っていくヒットガール。
彼女はまた何処かでヒーローとして生きていくのでしょうか。
 
紫のパニガーレがかっこよすぎる。
一時期BELLのリボルバーEVO買おうかと本気で考えました。
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こんな映画は初めてです。
好きな映画を上げれば、そのラインアップに入る映画でした。