
原題:World War Z(2013)
ZはゾーンビのZ~♪
さて、別に観たいみたいと思っていた映画ではありませんが、
フロント方に陳列されていたので何気無く借りてみた一本。
がしかし!
予想に反して
とっても面白かったです(小並)
取り敢えずあらすじ的なものをば。
【ある朝、妻と娘二人との微笑ましい朝を迎えた
元国連職員ジェリー・レイン(ブラッド・ピット)。
ニュースを見ながらコーヒーを飲み、
朝ごはんのパンケーキを焼き、
慌ただしくも平和な日常...の筈だった。
妻と娘を乗せた車を走らせるジェリー。
ラッシュのメインストリートで異変は起こった。
空にはたくさんのヘリが飛び、不穏な空気が漂う町。
遂には爆発が起こり、混乱の渦に包まれる。
逃げ惑う中、凶暴化した人間が人を襲う場面を目撃。襲われた人間も次々と凶暴化して行く。
逃げ込んだアパートで出会った少年と共に、
国連事務次長ティエリーの助けを借りてヘリで街を脱出するジェリーたち。
避難した空母で
世界中で起きている事態と壊滅した世界各地の様子を知る。
そんな中、ジェリーは有望な若手科学者と共にこの事態の原因を探る任務を受ける。
一体この未曾有の大惨事の原因はなんなのか、
ジェリーたちは助かることができるのか、
そして人類の運命は・・・】
そんな感じで始まる大冒険活劇!
ってわけではないのですが、
全編に渡って緊迫感がありました。
感染の恐怖と常に隣り合わせながら、
驚異的な観察力と行動力で切り抜けて行くジェリーは素直にかっけーと思えます。
所謂「ゾンビ物」映画です。
ロメロさんが世に送り出して以来、その題材のしやすさで飽和状態のゾンビ映画ですが、今作は少し違う毛色でしたかね。
ゾンビ映画ながらゴア表現もほぼなく、
家族思いの父親が、家族を、世界の人々を救うために奮闘するヒューマンドラマって感じ。
静まり返るシーンからの、
「出るか出るか...出ない..いややっぱ出たー!!」
みたいなお約束もあるかとおもえば、
もうまっしぐらにゾンビがわらわら走ってくる“28日後...”みたいなシーンも。
ゾンビの数はトップクラスなんじゃないでしょうか、ってくらいワラワラ。
さて、駐屯兵から「ゾンビでたゾンビ!」というメールをよこされて
向かった最初の韓国基地。
兵士から、“Z”の話を聞く。
唐突に「“Z”が・・・」なんて話してましたが、
タイトルの“Z”って“Zonbie”から来てたのね。
ここでの一幕では
「これをベガスにいるお袋に...」
なんて今日日珍しいビンビンな死亡フラグが見られます。
で、笑ったのがみんなに期待されて舞い上がってた若い科学者。
輸送機の中で雄弁に持論を語りだしたあたりから
「うわぁこの人アレな人だよ」
と思ってたんですけどね。
もージェリーに「引き金に指をかけるな」って注意されただろー!
案の定ヒッてなってツルッっとなってズドンでポックリ。
ほぼオノマトペだけで表せちゃう間抜けな死に方。
あ、“オノマトペ”ってフランス語読みで、英語だと「アナマタピーァ」って云うらしいですよ。
そうwikipediaに書いてあった。どこのよしおですか。
それはいいとして今回の任務の重要人物が最初の地点で
任務開始5分足らずのリタイアってどんだけだよ!!この役立たず!
と心の中で叫びました。
ということで早々にヘタレ操縦師と2人になったチーム。
韓国基地で出会った自称CIAのおっちゃんに
「今回の事態に備えて壁作ったヴァルムブルンってやつおるよ」
といわれて向かった次の場所エルサレムでは、
巨大な壁で街を囲んで安全を確保し、避難民を受け入れていた。
ヴァル「まじここすげぇ壁あっからマジ余裕っしょ、ゾンビ来んの見越して壁作っといた俺の先見の明マジぱねぇ」
避難民「そっすね、マジすげーっすよ、もうみんなで祈ってグッドヴァイヴスっすよー!」
避難民「これもうマジテンションヤバイっしょ、あたしマイク使うわ、かなりヴァイヴス上がってきた!」
祈りの大合唱
ゾンビ「まじ塀の中超うるせぇ、もう我慢できないから乗り越えて襲いにいくわ」
ゾンビ達「おれらも、おれらも」
で、壊滅。
壁の鉄片に高圧線でも張っとけば良かったんじゃないかなー。
大混乱の中、ジェリーはゾンビの群れがある少年に見向きもせず走っていく様子を目撃する。
「なにあれ、つーか俺も逃げなきゃやべぇ!って輸送機行っちゃったし!」
ってことでジェリーの機転で間一髪感染を免れた女性兵士セガンと旅客機で脱出。
とりあえず一息。
さっきの少年の件はなんだったんだ?
あれ、もしかしてアレがアレな感じなら
・・・そうだ、ウイルス研究施設行こう。
あ、もしもしティエリー?
この辺にWHOの施設とかあったりする?
・・・あ、マジ?今さ、飛行機乗ってんだけどさ、
機長にそこまで飛んでってお願いしてくんない?
そうそう、ティエリーが「俺事務次官だぜ(ドヤァ)」って
言ってくれれば一発だからよろしくー。
かくして研究施設に向かう旅客機。
しかし平和な旅ではなかった。
飼い主の手から離れ、機内を歩き回る犬。
CAさんがその犬が何かに向かって吠えているのを見かける。
ああ、これやばいパターンだわ・・・。
予想どおり、ゾンビが飛び出してCAさんに襲い掛かる。
悪い予感で目が覚めたジェリー。
そぉっと後ろお客席を覗くと、そこは阿鼻叫喚の地獄絵図。
慌ててみんなの荷物で即席バリケードをこしらえますが、
結局音を察知してなだれ込んでくるゾンビの群れ。
もうダメだ、いや、お前いいもの持ってんじゃん。
セガンの持っていた手榴弾を炸裂させる。
機体に大穴が開き、ゾンビたちがシュルシュル飛んでいく。
機長さんたちなんだかわけも分からず胴体着陸を試みるが失敗。
ブラックアウト。
目が覚めるとバラバラになった飛行機の座席にシートベルトで固定されて宙ぶらりん。
しかもお腹に鋭利な金属がブッスリささっとるやん!マジ痛い!
とりあえず脱出したところに、生きていたセガン登場。
シートベルト大事って改めて認識した自分。
セガンと共に街を歩いていくと、外れにWHOの研究施設発見。
門の前でブラックアウト。
イヤーなフラッシュバックと共に目覚めると、ベッドの上に縛られていたジェリー。
WHOの職員に「お前どこ中だよ」的な目で見られ、
携帯からティエリーに電話させる。
自分が何者かを分かってもらえたものの、
そこで妻と娘達が難民キャンプへ追い出されたことを知る。
所長「家族が無事だといいな、心中お察しする」
ジェリー「あんた家族は」
所長「いない」
ジェリー「なら俺の気持ちなんてわかるものか!」
所長「死んだんだ。元は妻だったものに息子が食われてな」
ジェリー「ほんとマジすみませんでした」
てなやり取りを経て
ジェリーが立てた仮説
“ウイルス感染者は感染拡大が望めない奴は襲わないから、
人間を致死性病気にかからせれば一時的にやり過ごすことができる”
を所員に話す。
「うん、試すのはいいけど、ウイルスサンプルはゾンビいっぱいのB棟なのよね」
「まじか」
スニーキングミッション開始。
ジェリーとセガンに加え、B棟は迷路みたいだから俺も行くよと所長も参戦。
ハラハラどきどきの潜入劇。しかし所長の不手際でゾンビに発見されててんやわんや。
ジェリーが囮になって2人は間一髪B棟から脱出。
取り残されたジェリーは“バールのようなもの”片手にゾンビに応戦しながら彷徨っていたら
偶然目的のラボへ到着。
保管してあるガラス張りの部屋に入り、缶にありったけのサンプルを詰め込んで帰ろうとしたところに
ゾンビが一体登場。
扉を開けたら襲われちゃうし、これ逃げんの無理じゃん。
という極限の状況下。
ジェリーは皆が見守る監視カメラに
“家族に愛してると伝えてくれ”とだけ書いた紙を見せ、自らに病原菌を注射する。
意を決して外に出ると、
ゾンビは襲って来ず、実験は成功したのだ。
コーラを飲む余裕を見せながら
ゾンビの群れの中を悠然と帰ってくるジェリー。
WHOは毒性を抜いたウイルス=やり過ごしワクチンを作り、
感染拡大を食い止めることに成功。
ジェリーはカナダの難民キャンプで無事家族との再会を果たす。
しかしまだ戦いは始まったばかりだ、
というジェリーの独白で終了。
なんだか緊迫感の無い文章ですが、
決して本編はそうじゃありませんのでご安心を。
結局ゾンビ化の謎は語られませんでしたが、
続編の話もあるようなのでそちらで語られることに期待します。
最後に一つ云えることは、
「仕事中は携帯の電源切っとこうぜ!」
ということ。