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原題: The Dark Knight(2008)
 
 
最高、至高、至上、極上。
 
 
 
あらすじ。
 
ゴッサム・シティにバットマンが現れて9ヶ月。
未だゴッサム・シティにはマフィアによる犯罪と警官の汚職が横行していた。
現場にトランプのジョーカーを残していく口の裂けた顔にピエロのようなメイクを施した
ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る正体不明の犯罪者が現れた。
神出鬼没のその男は、その日も白昼堂々とマフィア傘下の銀行で強盗をやってのけると姿をくらました。
 
一方、バットマンことブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、ゴッサム市警のジム・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)、
「光の騎士」とあだ名される新任の地方検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)と協力し、
放射線で印をつけた紙幣を用いてマフィアのマーネーロンダリングを一斉に摘発するという大胆な手段にうってでる。
内通者の存在により一時失敗も危ぶまれたが、三人の尽力で最終的に作戦は成功し、
マフィアは資金源を断たれRICO法の適用によってボスたちを除くそのほとんどが投獄されることとなった。
 
ハービーの正義の信念が本物であることを感じたブルースは、自分と違って素顔を晒し、
法に則って堂々と悪と戦う彼こそがゴッサムの求める真のヒーローであると確信し、バットマンを引退しようと考え始める。
幼馴染であるレイチェル(マギー・ギレンホール)に未だ想いを寄せるブルースは自分がバットマンでなくなる日こそ
彼女と結ばれる時であると信じていたが、レイチェルの気持ちはブルースと現恋人であるハービーとの間で揺れ動いていた。
 
追い詰められたマフィアたちは、突如現れたジョーカーの「全資産の半分を条件にバットマンを殺害する」
という提案をついに受け入れることを決定する。
警官や市民を次々と殺害し、劇場型犯罪や予想のできない残酷な奇策でバットマンを心理的に追い詰めていく
愉快犯としてふるまうジョーカー。
バットマンを自分と同じ狂人だと語るジョーカーは今日も混沌と恐怖をゴッサム・シティに与え続けるのだった…。(Wikipediaより)
 
 
 
 
“バットマン・ビギンズ゙”の続編になる、ダークナイト三部作の第二作目となるこの映画。
とにかく半端じゃないです。同時にこんな映画にお目にかかることはそうそうありません。 
「光と闇」「善と悪」をテーマに描かれた深い深いストーリーは何度見ても飽きが来ないです。 
“闇の騎士”バットマン、“光の騎士”ハービー・デント、“混沌の使者”ジョーカー。 
三者共に強い個性を持つ登場人物達の運命が絡み合い、観るものに「善悪とは何か」と問いかけます。 
これらではないキャラにも様々な葛藤が渦巻き、物語を引き立てます。 
 
 
 
 
(以下ネタバレあり) 
 
 
 
後半ではハービー・デントは原作通り“トゥー・フェイス”となります。 
しかし彼は本当の悪ではなく、寧ろヒーローとなるべきだった人物。 
ジョーカーによる罠でレイチェルを亡くしたショックにジョーカーがつけ込み、 ゆさぶりをかけて悪の道に引きずり込みます。 
ジョーカーはそれにより誰しもが心の闇を持つ、「光と闇(善と悪)は表裏一体」である、と証明しようとしたのです。 
結果としてジョーカーはバットマンに捕縛されるのですが、これは決着ではありません。 
ラスト直前の「ジョーカーには勝たせない」というセリフはまだ完全なる決着ではないということを表しています。 
本作では街に混沌と恐怖をもたらしたジョーカーの勝利だともとれるでしょう。 
 
それにしてもヒース・レジャーの演技は凄い。本当に凄い。圧巻の一言。 
画面越しに恐怖を覚えてしまうほどの怪演にはビックリしました。
ジワジワと精神を蝕んでいくような、ギラギラとした瞳に狂気を宿す正体不明の悪
コミカルなキャラクターの中に垣間見える凶悪な顔の二面性はまさにピエロ。
ヴィランの中ではトップクラスに魅力的です。
性格描写は『時計じかけのオレンジ』の主人公アレックスを参考に演じられたと聞いて、納得してしまいました。
 
あとゴードンは「フィフス・エレメント」や「レオン」での強烈なキレキャライメージが強いゲイリー・オールドマン史上、
もっとも地味で最高のキャラ。笑。
家族を守るために愚直に正義を全うしようとする警官の鏡のような人物。
しかし、時には自分が死んだと見せかけて敵を欺くといった大胆な行動も。
彼無しではブルースも正義をつらぬけないでしょう。無くてはならないキャラです。次回作では大活躍しますし。
 
銀幕で見れなかったのが残念でなりません。 
普段レンタルばかりの私ですが、思わずDVD買ってしまいました。 
ヒースの遺作であり、敵役ながらも俳優としての彼の素晴らしさを十二分に堪能できると思います。 
 
記憶に残る映画です。