韓国ドラマ原作の「梨泰院クラス」を観に行きました。

公式サイトを見ると、東宝制作で、クリエイターの一部に韓国、アメリカから参加してもらっている感じなんですね?たしかに韓国ミュージカルにしては毒が薄い?と思ったけれど、現代をスタイリッシュに描きながら古典的とも言えるドロドロの復讐劇は韓国ドラマらしく、舞台スケールにピッタリ。


私は原作の「梨泰院クラス」は見ていなくて、日本に翻案された「六本木クラス」を時々見ていたんだけど、ストーリーは同じかな?見損ねた回の空いていた(ストーリーの)穴が塞がって良かったです😆


主役パク・セロイはWest.の小瀧望くん。アイドルなのに、あの特徴ある髪型に挑戦ってプロ意識高い😮小瀧くんの舞台は以前、「ザ・ビューティフル・ゲーム」を観ていて、「Death Takes a Holiday」はスケジュール合わず、彼の舞台を観るのは2回目なんだけど…しっかりミュージカル俳優してますね😮かわいいだけのアイドルさんじゃない。役を表現する声と発声、ミュージカルの舞台での居方みたいなものが身についていて、良い意味で浮かず、しっかりその世界で生きていると感じました。


ダブルキャストのチョ・イソ役はsaraちゃんの日を選びました。人気インフルエンサーで天才…saraちゃんの雰囲気にピッタリの役で、確かな歌唱力が役の存在感を底上げしています。


今回、私の目当てはチャン・グンスの新原泰佑くん。いつも(ストプレなど)一筋縄ではいかない難役を演じている新原くん。この舞台でも、かわいい弟分と思っていたら闇落ちで敵側に回る複雑な役を演じていて、やはり興味深い役選びでした。


チェ・スングウォンの吉田広大くんも、すっかりミュージカルが板につき。「ビリー・エリオット」など、お兄ちゃんキャライメージだけど、この舞台では弟分的位置付け。彼がいるだけで、出演者の声の幅(バリエーション)広がり、豊かになる感じ。


チャン・グンウォンの秋沢健太朗くんは、One on Oneの舞台(「レプリカ」、「MONO」)以来かな?相変わらずイケメンでカッコ良いけど、この舞台ではこの上なく憎らしい…それも上手いってことか?


オ・スアの川口ゆりなちゃんはかわいかったけど、それ以外、ほとんど印象残ってない💦


元さいたまネクストシアターの土井ケイトさん、文学座の浅野雅博さん、シスカンパニーの佐戸井けん太さん…と、それぞれ出自の違う大人が周囲を固めていたのも興味深かったです。ミュージカルって劇団でなくても同じ顔ぶれの組み合わせって多いから。いろいろな人が集まって舞台作る相乗効果がプロデュース公演の醍醐味と思うのだけど、今後、俳優マネージメント事務所が制作に加わって、一事務所に配役偏る傾向は強まりそうなんだよね😒