この週末は本当に忙しくて💦
土曜日昼、ソングショーIvoryの後は、渋谷に移動してK BALLET TOKYOの「ラ・バヤデール」でした(翌日曜日も昼バレエ、夜ライブ)。
私がKバレエを観るようになって以来、一度もKで上演されていない演目…全幕で観るのは初めて（バリエーションはコンクールなどで見かけます）なので、素人丸出しの感想、ご容赦ください。
ヒロイン・ニキヤは飯島望未ちゃん、その恋人・ソロルは山本雅也くん、ソロルの婚約者(王の娘)は小林美奈さん………え？何かデジャブ感ある…と思ったら、この間のジゼル↓と同じ三角関係(ジゼル望未ちゃん、アルブレヒト雅也くん、バチルド美奈さん)では？
噂には聞いていたけどソロルって…最低😠
婚約者がいるのに村娘に手を出したアルブレヒトと、恋人がいるのに王の娘と婚約するソロル…どちらが酷いかな？
まあ、役は役として、山本雅也くんは白い衣装も似合って、安定の踊り。2幕ではガムザッティとのパ・ド・ドゥ、3幕では幻影？のニキヤとのパ・ド・ドゥで、タイプの違うパートナーと踊り…リフトも様々で頼もしく、見応えありました。勇者らしい力強さ、恋人と踊る幸福感、祝いの場の華やかさ、後悔に苛まれる繊細さ…ジャンプや回転からも異なる感情が伝わります。でも、ソロルは男として最低😓
飯島望未ちゃんはジゼルと同じように薄幸で、また亡くなってしまった。影の王国のニキアは儚げな容姿がピッタリで、リフトやジャンプも宙に浮かんでいるよう。
舞姫ニキヤの時も初々しくかわいくて、お腹出た衣装で初めて観たので、細～い、肋骨見える～、でも腹斜筋はしっかりあるみたい…とオペラグラスでガン見してしまいました😆
小林美奈さんは、カラボス、ミルタ(ジゼルは2回観たので)、ガムザッティ…と怖い女性役を続けて見ていますが、姫系よりお似合いで、こういう美奈さん好き。ハッキリした顔立ちの美貌が映えるし、リフトも安定して見ていられるベテラン感です。
ブロンズ・アイドルは藤島恵太くん…初めて聞く名前だなぁと思ってプロフィール見ると、去年入団したばかりでまだアーティスト？それで、いきなりブロンズ・アイドル？この役はロイヤル時代の熊川哲也さん伝説の始まり…みたいな役で、今でもYouTube検索すれば人間離れした踊りが観られるから、Kバレエでこれを踊るってさぞプレッシャーでしょうに。素晴らしい跳躍を見せてもらいました。期待の新人ですね。
コールドやソリストに目を向けると、
シャンぺの踊り（オレンジ衣装）とパ・ダクシオンのピンクの衣装の方では山田夏生さん（小顔でかわいい！）と塚田真夕さん（表情が生き生き）に目を引かれました。
パ・ダクシオンのブルーの衣装では、きゃ～、大好きな成田紗弥さん✨複数ダンサー一緒に出てきてもすぐに目が行きます。今回も雅也くん目当てで観劇日を選んだので紗弥ちゃんのガムザッティ観られなかったけれど(ごめんなさい😢)こうして踊りを観られて幸せ。
さらに影の王国のソリストも、
第１ヴァリエーション成田紗弥ちゃん、第２ヴァリエーション長尾美音さん、第３ヴァリエーション岩井優花ちゃんと、全員が別日のニキヤかガムザッティで、何て贅沢なんでしょう。
あと、今回私が一番楽しみにしていたのは影の王国のコールド
斜めのスロープをパンシェで延々と降りてくる振付があると？自分のバレエのレッスンでも毎回パンシェはあって、フラッ…とかすると、「『ラ・バヤデール』では、それを斜めの床の上で、延々と繰り返して大変だった」と先生方の現役時代思い出話をよく聞かされるので、どれくらい大変なんだろう？と興味津々。
で、実際に観ると・・・本当に大変！どんどん人数が増えていって、（先頭の人は）何回パンシェするんだろう？２４人出おわって、これで終わる？と思ったら終わらなくて、全員がスロープを下りたら終わる？と思ったら、それでも終わらなくて、３５回以上は確実に数えたんだけど、もしかして４０回くらい？観ていて本当に、うわぁ～（大変）と思ったけれど、同時に、涙が出るくらい美しくて、これぞバレエ・ブランですねー。この間のジゼルもそうだったけれど、本当にプロのバレエ公演観ると、コールドのシーンに一番感動してしまう今日この頃です。