注)この記事は、舞台感想以前の***前置き***が長くなります。

舞台感想にご興味ある方(旧ジャニーズには興味ない方)は前置きを飛ばして、途中の***舞台感想***からお読みいただくと良いかと思います。

 

***前置き(「ハネムーン・イン・ベガス」までの道のり)***

 

最近ちょこちょこと、このブログでHey!Say!JUMP箱推ししてると書いていますが、最推しは伊野尾慧くんです。

 

もともとは偶然、YouTubeの「狼青年」を目にしたことをきっかけに、Hey!Say!JUMPのダンス動画(ピッタリシンクロしつつ、各自個性的なダンスがお気に入り)を見るようになり・・・

さらにオススメに上がるバラエティ動画を見ているうちに可愛く頭の回転早い伊野尾くんが気になり・・・

そう言えばWOWOWに主演ドラマがあったなぁとオンデマンド「准教授・高槻彰良の推察」を一気見…これで完全に堕ちました(今は原作ファンでもあり、最近10巻目を読了)💕

それが一昨年の末だったか…以来、伊野尾くん担のJUMP箱推しファンを自認し…でも旧ジャニーズのライブに行く勇気はなく…生ではメンバーの舞台のみ(薮くんの「シー・ラブズ・ミー」、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」、裕翔くんの「ひげよさらば」、高木くんの「東京輪舞」)観てきました。

 

でも、伊野尾くんは舞台ミュージカルに出たいとは思ってないとラジオ番組で話しているのを聞いて(頼れるメンバーなしで自分だけで1ヶ月とか同じクオリティ保つ自信がないみたいな?)、最推しを生で観る機会は一生ないんだなーと諦めていました😔

 

それが突然、ミュージカル主演するとの朗報😵

ご本人によると、マネージャーに音域チェックだけと言わて連れて行かれた先がミュージカルの音楽監督のところで、そのまま主演が決まり、マネージャーに騙されたー💦だとか?

さらに、このミュージカルは歌が少ないと言われ、信じたら、それも嘘だったとか?

 

まあ、私的にはマネージャーさん、ありがとうございました☺️です✨

 

でも、その後も気を揉みました。

これまでにミュージカルはJUMPメンバー出演作と堂本光一くんの「チャーリーとチョコレート工場」しか観たことないとか言うし(その後、まっすーの「20世紀号…」も観てた)…

歌稽古に行くと、プリンシパルもアンサンブルも、何ならスタッフさんも(代役で歌って)聞いたことないくらい歌が上手くて驚いた…とか、

アンサンブルという言葉も、マチネ・ソワレという言葉も知らなかったとか…

会見では「歌は得意じゃなくて、普通です」とか言うし…

心配しましたが、個人的に伊野尾くんはミュージカルに向いてるはず…と思っていたし、演出が「ファインディング・ネバーランド」でいっくんもお世話になった小山ゆうなさんなので、きっと上手く行くはず…とハラハラしつつも楽しみに待ちました。

 

***舞台感想***

 

そして、4月16日と19日に観ることができた主演ミュージカル「ハネムーン・イン・ベガス」。

・・・・・・最終的には、"楽しかった"でまとめて良いかな?伊野尾くんのかわいさを舞台関係者、ファンにアピールするにはピッタリのミュージカルでした。

 

元は映画だそうで、ニューヨーク→ラスベガス→ハワイ→ラスベガスと場所が変わるのは映画だと景色見るだけでも楽しいでしょうねー。

舞台は後方に贅沢な大階段?を配置し、バンドメンバーも後方に位置してラスベガスのショー舞台。

他の場所は階段前に下ろした幕に手描きタッチの絵を投影する感じかな?

 

以下、出演者ごとの感想。ネタバレありです!

 

岸祐二さんトミー・コーマン。

これまでも堂本光一くんの「ナイツテイル」、「チャーリーとチョコレート工場」、薮宏太くんの「シー・ラブズ・ミー」、岩本照くんの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」等に出ているから、旧ジャニーズに信頼される年上共演者なのかな(ドラマにおける堤真一さんポジション)?このミュージカルでは伊野尾くん演じるジャックをギャンブルではめて、借金を免除する代わりに婚約者ベッツィーを借りる…という敵役?でも、亡くなった奥さんを思ってのこと(ベッツィーは奥さんに瓜二つ)なので、かわいそうな人でもある。これまで、「レミゼ」、「ミス・サイゴン」、「ロミジュリ」などでメインキャストを演じる岸さんを何度も観てきたけど、今回は一作品の中で歌うソロ歌数一番多いのでは?というくらい、たっぶりと岸さんの歌を堪能させていただきました。役柄は不穏なだけど、素敵な歌声は安心して聞けます。

 

上口耕平くんバディ・ロッキー&ロイ・ベーコン

ラスベガスの人気シンガーと空飛ぶプレスリーのリーダー?どちらもノリノリで、最高のエンターテイナーっぷりを見せてもらいました。ダンスのカッコ良さは言うまでもなく歌も聞かせる。このぶっ飛んだ話を上手くぶっ飛ばせている(飛躍させている)のは耕平くんの力かも?

 

小柳友くんジョニー・サンドイッチ

岸さんトミーの部下。あまりにチャラく、この間の「アンドレ・デジール・・・」に出ていた時とのギャップ大きくて一幕は友くんとわからず観てた(幕間で役名確認してわかった)💦

 

青野紗穂さんマヒ

ハワイの女の子。もしかしたらジャックにハニー・トラップしかけるために雇われたのかもしれないけど、大自然そのものの大らかさでジャックを助けてくれた?野性味のある役が似合うし、歌もダンスもスケール感あって素敵。今、クリエで上演中の「クロス・ロード」に出てないと思ったらこちらにいて、気位高いエリザ(in「クロス・ロード」)の時より生き生きとしているけど、私は「クロス・ロード」出てほしかったなぁ(沙穂ちゃんエリザ好きだった)🥲

 

霧矢大夢さんビー・シンガー

ジャックのお母さんだけど、この舞台ストーリーの開始時点はすでに故人。

息子に「結婚してはいけない」と言い残して亡くなったため、ジャックは5年前からベッツィーと付き合っているのに、プロポーズ…など、いざと言うときに母(の亡霊?)が出てきて、結婚できずにいる。

基本ヴィジュアルは赤メガネで、一瞬、ドロシー(in「トッツィー」)かと思ったけれど、岩(彫刻?)になったり、プレスリーになったり、出てくるたびに大爆笑😂ミュージカルでは亡くなった親が主人公につきまとうことよくある(「レディ・ベス」とか「ジョジョ・・・」とか)けど、コメディでは初めて観た😂

結局、結婚しないように呪っているというより、息子の本気を試していたのかな?スカイダイビングする勇気で許してくれたのか?   

元宝塚男役の方がカッコ良いラブシーンの見せ方を共演者にレクチャーした話は良く聞く(安蘭さん→カッキー、元基くんin「サンセット大通り」、安寿さん→のぶにぃin「グランド・ホテル」)けど、この舞台では霧矢さんが伊野尾くんに男役の極意を伝授してくれったっぽい?初舞台で共演できてラッキーでしたね。

 

松田るかちゃんベッツィー・ノーラン

ジャックの婚約者ベッツィー。見た目で金髪の頭弱い子かと思ったんだけど、学校の先生で結構しっかり者。

るかちゃんは以前、「MEAN GIRLS」で観ていて、その時は経験豊富なメンバーの中で健闘していた…と書いていたんだけど、今回も同じような感想になるかな?実は、どうしてもっと慣れている(元宝塚娘役トップとか)女優さんにしなかったのかな?と思ったんだけれど、まだ初々しいるかちゃんだからこそ、伊野尾くんと並んだ時に足並みをそろえられる(伊野尾くんを置き去りにしない)カップル感があったのかと思いますし、フレッシュな2人の並びが良かったです。

 

伊野尾慧くんジャック・シンガー

まずヴィジュアルから言うと、いつもの伊野尾くんと違うのが新鮮。おでこ出して、しっかりカールされた髪型(鬘)で、ちょっとメイクも濃いかな?事前に出たヴィジュアル、ポスター、パンフなどはいつもの伊野尾くんの髪型(前髪重め)だったし、いつも通りでいてほしかった気もするけど、舞台で表情をハッキリ見せるためにはおでこ出した方が良かったということかな?

私が以前から伊野尾くんはミュージカルに向いていると思っていた理由は声の特徴。ミュージカルの主役は第一声を発しただけで、あそこに主役がいる…と3階席からでも(顔は見えなくても)わかるくらい明確な個性がありながら、3時間聞き続けて疲れない心地良い声質が必要…と思っていて、伊野尾くんの高めでまろやかな声はやはりドンピシャでした。歌唱力は…まあ、これからも努力続けるのだろうけれど、声質は生まれ持った宝物。これからさらに磨いて今後もミュージカルで活躍してほしいです。

ストーリー的には、伊野尾慧ファンのツボにはまるエピソード多々。ギャンブルで調子に乗るところは、ついこの間のドラマ「ダ・カーポしませんか」を思い出したし、スカイダイビングしないといけなくなってビビるところは、かつてジェットコースターから逃亡してロケを30分止めた伊野尾くん思い出しました。何なら結婚させない母の呪い…って、ファンのことか?と思ったりもしたけど、仕事もプライベートも今後とも充実しますように。

個人的に一番ときめいたのは、カーテンコールのラスト「見てくれてありがとう」の一言だったかも?そこまで舞台上にいたのはジャックだったんだけど、その瞬間、そこに伊野尾慧が立っていて、ズッキュン💕と射抜かれました。これは、ミュージカルよりライブを見たくなってしまいますねー(たぶん行かないけど)。

 

今後もミュージカルに出続けるなら、かわいいだけでなく影のある(「そして誰もいなくなった」とかのサイコパス味ある)役希望。ミュージカル界における浦井健治枠だけど、健ちゃんもいろいろやって忙しいから枠も空くのでは?「デスノート」は難しいかもしれないけど、健ちゃんが以前演じた「シャーロック・ホームズ~アンダーソン家の秘密」の双子役とか、やってほしいなぁ~と思います。