「ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち」大千秋楽をサンシャイン劇場で観劇。


岡幸二郎さんの舞台を観るのは、昨年初めの「チェーザレ」以来?最近は「刀剣乱舞」とかにも出ていらっしゃるんですよね?

久々に岡さんの本領発揮…を拝見しました。白い衣装もお似合い。狂言回し的役、偉そうな(裁判官?)役、不思議な役、コミカルな役…様々な役柄を演じての熱演と力強い歌声に昔のタナボタ企画・真説シリーズを思い出しました。


駒田一さんは、「赤と黒」以来だから、ついこの間観たばかり?名声を求め、息子に厳しいお父さん…俗物感あるけど、息子からあんなに想われているのだから温かさもあるのでしょう。駒田さんにピッタリでした。岡さんとの掛け合い、ハーモニーは迫力あり、「私とは長い付き合いじゃないか」というMr.Hのセリフ…作家として、パパにもMr.Hがいたという意味だろうけれど、岡さんと駒田さんの長い付き合いもあるし、私たち観客も岡さん駒田さんとは長い付き合いだなぁ(私は1990年頃からお2人の舞台を観ていると思います)と思うとグッときます。


息子ウィリアムの大内リオンくんは、岡さん駒田さんと差がありすぎてかわいそう…と思ったけれど、若い子はあまり気にせず、自分に集中できるのかな?この日、大千秋楽カーテンコールの挨拶で、岡さんからは凄く成長した、駒田さんからはスポンジのように全て吸収したと誉められていました。


ウィリアムくんがお父さんを喜ばせたいという気持ちは何か泣けます。ミュージカルで言えば「モーツァルト!」のヴォルフガングもそうなんだけど、この(観劇の)前日に観た大河ドラマ「光る君へ」の道兼→兼家とかもそうで、息子って言うのはこんなに父親が大好きで、認められたいと思うものかな?私は娘で母なので、よくわからないけれど。


これはイギリスを舞台にした韓国ミュージカルですが、韓国演劇界は本当に題材選びと作劇が巧みですねー。Mr.Hの存在って浅草でロングラン中の韓国ミュージカル「SMOKE」の超に通じるような気もします。

よくこんな実話(贋作裁判)見つけたなー。

裁判と言えば、やはり実話を元にした韓国ミュージカルの「HOPE」。前回観た時は歌唱力が残念で、次は涼風真世さん主演だと喜び、そろそろだな…とこの「ウィリアム…」観劇帰りに検索したら涼風さん体調不良で降板されてた😱残念すぎる😭