またまた、感想がかなり遅れてしまいました💦
2月初めから仕事忙しく。
今日は夕方から観劇予定で仕事依頼は断ったので、家を出る時間までに頑張ってアップするぞ✊という決意の下、書き始めました。
「トッツィー」東京公演千秋楽(2週間前😅)。
私が観劇した中では初日以来の大きな拍手と笑い声でした(たぶんファンクラブ貸切も同じくらい盛り上がっただろうけど、行かなかったので)。
やはりコメディは客席のノリが良いほど盛り上がリますねー。同じチケット代なら盛り上がる回ほど満足度高いので、出演者同様、一緒に観る観客って大事。
前回は女性陣中心に感想書いたので、今回は男性陣について。
いっくん(山崎育三郎くん)の女装=ドロシーの素晴らしさは皆に賞賛されていて言うまでもありませんが、ここでドロシーの良さを引き立てているのはマイケルだと思いました。
王子様キャラ、高貴なキャラが多い(ルキーニなどの例外あり)いっくんには珍しい、普通の、負け組の、常に苛立っている男性。低音、怒鳴り声…ここをしっかり演じてこそドロシーが生きていたと思うので、2つ(女装と普通の男性)のチャレンジを見事に成功させたいっくんに拍手です。
さらに、舞台全体へも目配りし、カンパニーのモチベーションを上げようと座長の務めも頑張ったことと思います。アメリカンジョークを日本に植え替える笑いの日本化、ローカライズの成功も、客席の反応が証明していました。ただ個人的に、エンジェル・ニカイセキーはピンとこなかったんだけど。あれ、ドロシーが咄嗟に名前を思いつかず、二階席を見て、東欧風の名前ニカイセキーを思いついたと解釈してるんだけど、あまり笑えないんだよね🤔その後の「アナ雪」の方が笑えたんだけど、「それは違う」ってバッサリ切られるから、そちらは笑いを引っ込めないといけない感じでした🤔
エハラマサヒロさんのロン・カーライルは嫌な奴〜と思って見ていたけど、これは逆にエハラさんの上手さの証明ですかね?ただ、いくら彼が嫌な演出家でも、全く指示を聞かず、話やタイトルまで変えていく役者やプロデューサーってどうなの?って気もしたけど。ワンマンな演出家をこき下ろすことで皆が溜飲を下げる笑いなのかな?日本オリジナル作品だったら、あのモデルは〇〇とか言われて問題になりそう(その点、輸入ものなら気にならないから良いね)。
金井勇太さんのジェフも大好きでした。よくぞオーディション受けてくれた、選んでくれた…と思います。言ってミュージカルって、同じ顔ぶれで回してるとこあって、主人公の友人枠はだいたいこういう役者さん…とマンネリ化しているので、この、ミュージカル初参加の金井さんを選んだキャスティングは新鮮でした。この人何者?と思って後から調べると大河や朝ドラで拝見していたとわかったけど、どのドラマでもむやみに自分の個性を主張せず、役として存在していた方ですね。ジェフとしても飄々として、マイケルの災難も優しさをもって笑い飛ばしてくれ、彼がマイケルの側にいることで観客としても安心感がありました。2幕頭の歌も、毎回、楽しみだったので、またミュージカル出てほしいなーと思います。
岡田亮輔くんマックスは、(金井さんとは)逆に、岡田くんのトレードマーク的な、パリス(inロミジュリ)、ルイス(inピピン)のようなテンション高い面白キャラ。綺麗な顔で、やろうと思えば二枚目ヒーローも繊細な芝居もできるのに、マックス的役で振り切れる岡田くんが他の追随を許さないのは凄いなーと思っています。
この日座った席(から撮った舞台)はこの辺↑
1階席中程、ほぼセンターで、見え方のバランスが良かったです。
カーテンコール、スタンディングオベーションが終わらず、終演アナウンス(VS 拍手の勝負)を3回制してキャストを呼び出す観客に、いっくん「今日で終わりじゃないから(3月末の岡山千秋楽まである)と笑ってたけど、皆が地方まで追いかけるわけじゃないことも理解してほしいな😅
幕が降りた後、緞帳の向こうから3本締めが聞こえて、客席から参加させてもらいました。
「トッツィー」東京公演の大成功おめでとう。
3月末までunstoppableで、1人も欠けずに走り抜けられるよう、祈っています🙏