「のだめカンタービレ」…懐かしい〜😊

漫画は読んでないのですが(アニメは少し見た)、ドラマには(息子と)親子でハマって全話見たし、映画版も見に行きました。


それがミュージカルになるなんて⁉︎

期待半分、心配半分で足を運んだのですが、本当〜に楽しかった〜!

のだめと千秋先輩の出会いから、一度はピアノをやめようと故郷に帰ったのだめを千秋先輩が迎えに行くまで…の数多くのエピソードをテンポ良く、生き生きと描いて満点のミュージカル化です。


まず、千秋先輩(三浦宏規くん)

年齢的には24歳と学生役にちょうど良いけど、年上の樹里ちゃん相手にバランスはどうなのか?玉木宏さんと比べると童顔じゃないかな?とか思っていたら、見事な低音ボイス、オレさまぶりとかっこよさ…今まで見た三浦くんの役で一番、好きかも?

全編、千秋先輩のモノローグのような歌で進んで行くので、一番歌が多いのだけど、いつの間にこんなに上手くなった⁉︎声も良いし、とにかく驚きました。

さらに立ち姿の美しさ。ほとんどの場面、白いシャツと黒いパンツのシンプルな衣装で、姿勢の良さが映える。指揮している後ろ姿…背中、腕、指先、すべてが絵になってカッコよくて、それだけでお金(チケット代)とれるわ、彼が選ばれたの納得だわ…と思いました。

さらにバレエまで見せていただけた⁉︎ペトルーシュカ(イメージシーン)の道化(YouTubeにマラーホフ様上がってます)…上手すぎると思って…誰?と顔を見たら、まさか⁉︎三浦くん‼︎初めて三浦くんを見た時、この子バレエの道に進んでもかなりのところ(カンパニーによってはプリンシパル)まで行きそうと思ったけれど、その後はミュージカルでのダンスは見ても彼のバレエ見る機会なかったから、正直、もうバレエは衰えてるんじゃないかと思っていました(ごめんなさい💦)。本当に華のあるバレエ!オリジナル作品だからこそ、こんな粋なことできたんですね⁉︎演出の上田一豪さんありがとう〜!


のだめ(上野樹里ちゃん)

本物でした〜!出演してくれてありがとう〜‼︎

三浦くんより一回り以上年上だし、歌聞いたことないし…とかいろいろ思ってたけど、全部どうでも良いことだった。

本物ののだめがそこにいる。それだけで、十分。

台詞はもちろん、歌ものだめとして歌ってるから、下手(音外し)?も(のだめとして)正解、意図的にそう歌っていると思うし、逆に完璧にのだめのまま、芝居から歌に移行するのがすごい。

マングースの着ぐるみもかわいかったし、目の前で見られて嬉しかった。こんなに見事にやられると、今後、再演でも別の人が演じるのは難しいんじゃないかと心配になるくらい圧倒的、絶対的のだめでした。

そしてカーテンコールでは、あらためて上野樹里ちゃんが数メートル前にいるー(良席だったので)⁉︎とミーハーに興奮してしまった私でした😅


シュトレーゼマン(竹中直人さん)

こちらも本物。生で聞くお声が響いて低音美声✨動きもユニーク(映画「シャル・ウィ・ダンス?」の人だー😄)、最高に盛り上げてくれました。やはり竹中直人さんが目の前にー⁉︎と思った私。


峰くん(有澤樟太郎くん)

「グリース」→「ジャージーボーイズ」を経て、歌上手くなったー😵?若い人の成長ってすごい。脚長スタイルの良さも映え、動きもキレキレの峰くんでした。ジョジョが楽しみですね。


真澄ちゃん(内藤大希くん)

かわいかったー。私が直近に見た大希くん3作は(鬼滅の刃の)鬼→優しい介護士→真澄ちゃん…って振り幅大きすぎ。基本、オケの場面に登場だから大勢が舞台にいる時に出てくるんだけど、真澄ちゃんの乙女の表情から目がはなせませんでした。峰くんと三木清良のラブシーン?での客席の笑い声…皆、後ろの真澄ちゃんの動きに注目していたんですね。


三木清良(仙名彩世さん)

仙名さんは、1幕ではクラブ(バー?)のお姉さん?

2幕はライジング・スター・オーケストラのコンマス清良さま。品良く、気の強さも(内面の)かわいさもあってピッタリ。「ペトルーシュカ」イメージシーンのバレリーナはトウシューズではなかったけど可愛かったです。


黒木くん(將人くん)

2幕の黒木くん登場で竹内くん出てたんだ!と気づいたけど、1幕も他の役で出てたのかな?黒木の、のだめへの(勘違い)一目惚れがかわいい。

"オーボエのリードを削る"ことを熱唱するソロが、これ彼への当てがきだよね?と思うくらい英国王立音楽院仕込みの歌唱力を存分に発揮していました。"リードを削る"歌詞と、歌の壮大さとのギャップが最高!

竹内くん出て気づいたけど、2021年マリウス3人揃い踏みだったのね?それぞれに個性的でした。


ハリセン(なだぎ武さん)

なだぎさんは以前、主演ミュージカル「ソーォス!」を観たことあります。

歌が上手いと言うと違うかもしれなけど、やはり声が良く響いて味があるし、動きもキレキレ。厳しいけれど愛ある先生の温かさを感じました。


演出の上田一豪さん、「四月は君の嘘」に続き、音楽にかける若者たちの情熱を見事にミュージカル化しましたねー。コンクールに向かう若者たちの緊張など「四月は…」と似たシーンもあるけれど全く違うテイストになっています。

ギャグも胸キュンシーンも、外せないポイントわかってるなー。

2幕序盤で歌われた曲だったか?

"僕の音楽を届けたい、君の音楽を聞きたい"という歌詞は、音楽家の"I Love You"なんだろうと思いました。


もう一度観たいから、絶対、配信見ます!