昨年7月、今年の2月に続いて、3回目の「ハリー・ポッターと呪いの子」観劇。

ハリー、ハーマイオニー、ロンは毎回、違うキャストで観ているので、それぞれ3人目。

今回のハリーは藤木直人さん。拗らせた少年がそのまま大人になったような藤原竜也くんと、表面はクールなエリート官僚の向井理さんの中間のようなハリー?それなりに大人になってるんだけど時に軽挙妄動、内には深い後悔を秘めた影もある。今回、強く感じたのはハリーの後悔の部分で、自分のために多くの人が犠牲になったことに傷ついて、他人の死を背負って生きてきた?息子アルバスへの過干渉や失言も、過去の自分に向けた怒りかもしれないと思いました。

ハーマイオニーの笹本玲奈ちゃんは、今までで一番、愛情深さを感じます。気が強そうに見えてもロンを好きな気持ちがダダ漏れ。ロンと結婚していない世界のハーマイオニーが、別の世界では自分がロンと結婚して2人の子供もいると知って、内心喜んでいる表情がかわいく、いじらしい。娘がいない世界の話を聞いた後で、ローズを抱きしめた母親の顔も印象に残りました。

ロンの石垣佑磨くんは、まあ無難に演じた感じ?もう少しユーモアとか個性が欲しかったかな?新しいロンの迫田孝也さんも観たいなー。

他ではマルフォイ内田朝陽さんが初めてだったけれど、長身で声も迫力あり。ただハリーと魔法で戦う場面(フライング)に関しては、前回の宮尾俊太郎さんの方が印象的だったのは、やはり元バレエダンサーの体幹が生きていたからか?そういう意味では新ハリーの大貫祐輔くんはこの場面が見どころになるのでは(できれば宮尾マルフォイ相手にケンシロウvsラオウの再来を観たかったけど宮尾さん卒業で叶わない)?

あと観たかったけど叶わなかったのは香寿たつきさんのマクゴナガル校長。大臣のハーマイオニーと官僚のハリーを一喝する場面を香寿さんで観たいんだけど、ハリーたち3人以外のキャストはその週まで発表にならないので出演日のチケット取るのが難しい💦