7月に入り、毎日、何かしら舞台関係のオンライン配信があるので、日々、今日は何を観ようかな?と考えます。

早く劇場に行きたいけれど、今はこうやって生き延びるしかないですね(私自身も)。

 

で、7月5日、日曜日はこちら↓のオンライン上映会を観たのですが、ちょっと無謀なことをしてしまいました💦

昼の部(11:00~)と夜の部(16:00~)とあって、どちらもライブ配信+一週間のアーカイブだったのですが、昼は忙しいし、どうせなら生配信観たいよね・・・と16:00~視聴したのですが(@4500とまあまあのお値段なので両方という選択肢なし)、夜の部はオーディオコメンタリー(生音声解説)つきだったのです。

 

副音声ではなく、完全にかぶっていて音量バランスも調整できず。

私、生でも配信でも見たことなくて、初めて見る舞台だったのに、いきなり解説つきって、ずいぶんなチャレンジをしてしまったわ。

詳細な内容はこちら↓

【時間】
  ※16:00~ ご挨拶/オーディオコメンタリー付き上映 1幕
   17:10~ オーディオコメンタリー付き上映 2幕
   18:20~ キャスト登壇
   19:00  終演予定
  ※その後、7月12日(日)23:59まで視聴可能です。
【登壇キャスト】 平野良、安西慎太郎、辻本祐樹、木ノ本嶺浩、原田優一
【コーナーゲスト】 小早川俊輔
【登壇内容】
・オーディオコメンタリー上映(第一部芝居パートのみ)
  (1幕:安西、辻本、木ノ本/2幕:平野、原田)※音声のみ
・役を入れ替えてみようリーディング(平野、安西、辻本、木ノ本、原田)
・赤澤ムック書き下ろし本編スピンオフリーディング
 「勝家の北ノ庄城」(小早川、安西)
 「人質の竹千代」(原田、辻本、平野、安西、木ノ本)
 「光秀のおんぶ」(平野、安西、辻本、木ノ本、原田)

 

音量は調整できないまでも意識は舞台本編に集中・・・と1幕(安西くん、辻本くん、木ノ本くん)のコメンタリーは何とかやり過ごしたけれど、2幕解説は平野くんと、原田優ちゃん。優ちゃんのマシンガントーク来た~~~!これは避けられず、勘弁して~・・・と思いながら、必死で本編音声を聞き取り、演出家目線の解説も拝聴させていただきました。

 

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毎年、年末に上演されている、る・ひまわりの舞台。
詳しいことは知らないけど、昔、テレビで放送されていた「戦国鍋」の流れをくんでいるのかな(出演者とか)?
イケメンぞろいのキャストが日本史の新解釈的なストーリーを繰り広げるイメージ。
 
 
昨年末はその優ちゃんが演出するということで観たいと思っていたのだけど、年末は何かと忙しく観られないまま。
いずれDVDか上映会で観ようと思っていたけれど、まさかネット配信で観ることになるとは予想もしていませんでした。
 
オンライン上映されたのは、2019年末の明治座公演・・・タイトルは「麒麟にの・る」。
タイトルからして、2020年大河の「麒麟が来る」のパロディ。
普通、パロディって、大河の放送中か、終わった後にするものじゃないの?と思ったけれど、この「麒麟にのる」というタイトルと、主役が演劇的(役者3人が騎馬戦みたいに乗せる)麒麟に乗って明治座花道を登場する演出を誰よりも早くやりたくて2019年中にやってしまったんでしょうねー。
 
もう、ネタバレ大丈夫だと思うけれど、
 
主役は平野良くん演じる明智光秀・・・だけど、実は光秀の影武者で、さらに正体は織田信長。
で、ダブル主演の安西慎太郎くんが演じるのは織田信長だけど、実は信長に殺されたことになっている弟の信行。
本物の光秀は光秀の家臣のふりをしていたり、竹中半兵衛はタイムスリップした令和の現代人だったり、まあ、なんだかすごい話だったなぁ。
 
でも、最終的には平野くん信長(表向きは光秀)と安西くん信行(表向きは信長)の兄弟愛の話に収束していくのです。
この話の中では、本能寺の変で、兄・信長(表向きは光秀)が亡くなり、弟・信行(表向きは信長)は生き延びていく(安西慎太郎くんの未来の姿がストーリーテラー的な紙芝居屋の粟根まことさんというのはビックリでした)。
観終わって瞼の裏に浮かぶのはラストシーン。満点の星空を見上げる兄弟2人のシルエットで、何かとても優しい、良い話を観たなぁ・・・という気持ちになりました(途中はギャグ満載だけど)。
 
あと、本編の後、生で披露された役を入れ替えてのリーディングとスピンオフリーディングも良かったです。
 
特にスピンオフ。同じ脚本家さんが書かれた本編の後日談や前日談で、さらにキャラクターが掘り下げられて、歴史の”if”が膨らんでいます。
自分たちが生み出した”人物”への役者と脚本家の愛情が感じられ、ホッコリしました。
 
 
この舞台、演出しつつ徳川家康として出演した原田優一くんの他は、2.5次元メインで活躍しているメンバーで、私にはあまり馴染みがない役者さんたちですが、メインどころは何度か見たことあります。
 
平野良くんは「しゃばけ」、「さよならソルシエ」、「ファクトリーガールズ」と観てきて、声が良く、歌を伝える力を感じていました。
この舞台でも、「パン」とか、ふざけた歌詞の歌も、美声で良い歌として聞かせるところが、よく無駄に歌がうまいって言われる所以ですね。
 
安西慎太郎くんは、2016年の明治座で観た後、芳雄くん健ちゃんと「アルカディア」で共演したのを観ました。
 
天皇を演じた辻本祐樹くんは「The Gamba9」で観た後、2016年の明治座、あとNHK朝ドラ「わろてんか」とか、何度かテレビでも拝見。
 
たま~に彼らの出演作と私が観たいと思う作品が交わって再会し、確実に成長して、魅力的な役者さんになっているのを観ると、密かにうれしいです。