ミュージカル座「タイム・フライズ」昨年5月以来、2回目の観劇でした。

 

前回は最前列で観て、今回は10列くらい後ろだったのだけど、これは引きで観た方が良いと思いました。

50年くらい前の学生運動を描いた舞台なので、事実上、バリケードが主役?

 

3階建てのバリケードの装置の迫力も照明の美しさも、引きで観た方がよくわかる。

何より回るバリケードにワクワク・・・某ミュージカルファンの血が騒ぐ。

最近、フランスのバリケードは回らなくなったからねぇ。

 

“現代”の学生2人、哲平と大輔が学生運動の時代にタイムスリップし、大輔は若い時の両親に出会う。

前回観たとき、この”現代”が今だったら、両親は70代ってことになるんじゃ?って書いていたら、

今回はリーマンショックの年だというのがハッキリわかったので、”現代”は2008年ってこと?

それでも両親は60歳くらいってことになるけど、今回はお姉さん(?)がいるみたいなセリフも加わっていたから、両親40代で生まれた末っ子ってことか?

 

メインキャストは皆、前回と変わっていて、

 

哲平役は遠山裕介くん。ずっとダンサーだと思っていたけど、「モーツァルト!」のシカネーダー役で、歌も上手いと知られるようになりましたね。今回は本当に歌メインの役で主演、しかも実年齢よりかなり若い大学生役を頑張っていて、黒髪短髪のリクルートカット?も新鮮でした。

 

対して大輔役の中村翼くんは、まだ18歳!と、リアル大学生年齢(しかも4年生設定の役よりも実年齢が若いっていう💦)。初々しく可愛く、癒し系の大輔役にピッタリでした。子役から活躍しているみたいで、歌も上手いですねー。

 

今回の観劇で私のお目当ては森下信子(昭和の学生・大輔の母)役の飯野めぐみさんだったのですが、60代のサバサバしておしゃべりな肝っ玉母さんと、20代の地味で無口な大学生を見事に演じ分けていました。60代の時は、お母様(末次美沙緒さん)に似てるなぁ~と思ったり・・・。

 

五十嵐大作(昭和の学生・大輔の父)は、柳瀬大輔さん。これまた60代の頑固おやじとロン毛大学生の落差が大きい。俺はギターで戦う・・・と学生運動に加わった(でもギターは弾けず、加わってから習っていた(笑))役で、歌(フォークソング)で人の心を動かす場面も多く、さすがは元四季ジーザス(祐一郎さんの後継者)の美声でした。