GLORIA SIRENA発売日に、3rdアルバムの感想は後日アップしますと言って、通し番号をつけ、GLORIA SIRENA1としていました。


あれから、1か月近くたつのに、まだ感想を書いていません。


なぜかと言うと・・・


一言でいえば beyond description

素晴らしすぎて表現できないんです。


このアルバムの感想を書くには、私には音楽的教養も足りない、表現力も足りない。

月並みな陳腐な表現で語るのは、このアルバムに対して失礼という気がしてしまって。


でも、何かしらは語りたいので、本当に拙い感想ですが、少しずつ書かせていただきます。

本当に、こんな言葉で表せないほど、もっともっと凄いんですが。


1. SANCTUS~Voice of peace~

天から降り注いでくるような清らかな歌声。豊かなハーモニー。

KOKIAさんについては初めて知り、調べたのですが、海外でも評価が高い方なんですね。

生でも聴いてみたいです。


2.GLORIA SIRENA

昨年の赤坂アクトシアターで1度聴いたきりで、壮大な曲を聴いてしまったという記憶だけが残っていました。

CDで繰り返し聴き、ますます夢中になっています。

もっと全体的に純クラシカルかと思っていたけれど、中間部など意外とポップス色が入っていましたね。

これから始まる物語を暗示する第1章、深海の重さ静けさを感じる第2章から、疾走感にも似た勢いで、渦を巻き、浮上していく第3章、ピンと張った朝の空気の穏やかさの第4章、さらに天に向かって上昇していく第5章。

上へ上へと向かって行く人魚姫と、それを追う王子の姿が目に浮かびます。

狂おしいような第3章は聴いていて鼓動が速くなります。

海の王子の優しさあふれる第4章は普通のラブソングとして聴いても、とても素敵なメロディーと歌詞で、ふわりと包まれるような心地。結城くんの甘い声で「守ってあげる」、大ちゃんの優しい声で「泣かないでね」って歌われると溶けてしまいそう。

全章を通して、ここぞというときに聴ける万里生くんのロングトーンから醸し出される緊迫感、飛翔感には痺れます。

あらゆるソロとハーモニーが盛り込まれ、ESCOLTAにしか表現できない世界観ですね。

次に生で聴ける(はずの)2月4日が楽しみです。


3.All by myself

収録の順番が絶妙。

大曲「GLORIA SIRENA」を聴いたぞ~っとマラソンの後のような達成感を味わっているとき、耳に入ってくる優しい管楽器の音色。

心が解きほぐされていくのを感じます。そして、結城くんの甘いセクシーボイス(?)。「もう一人になりたくない」のリフレインに母性本能がくすぐられたり・・・?


4.Con te partiro

10月18日の記事に詳しく書いています。


5.She loves you more than me

大人の男性のラブソング。意外とESCOLTAには少ないと思うので、これからもこういう大人の男性の哀しい恋を表現する歌を歌ってほしいな…と思います。ただ、「もういいよ、行っていいよ」・・・に、違う別れを思い出して胸が疼くのは、私の悪い癖。


6.ピエロの涙

GLORIA SIRENAとはまた違うけれど、これもESCOLTAにしか出せない世界観。

端正に織りあげられたタペストリーのような繊細な美しさを感じます。