クリスターレ☆


☆(星マーク)まで入れてユニット名です(と、コンサートで祐美子さんが繰り返してた)。


Con te partiroについて書いた記事に名前を出してしまったので、この機にご紹介しようと思います。

(と、思っていたらタイムリーにもクリスマスイベントのお知らせメールがきました。)


クリスターレ☆は、オペラ・カンパニー・二期会に所属するソプラノ歌手による女声ヴォーカル・ユニット。


ソプラノ歌手ばかり4人。


私が彼女たちを知ったのは、たまたま夏ごろ、辛島小恵ちゃん(2007-2009レ・ミゼラブルのコゼット)のブログを見て。


クラシカル・クロスオーバーを歌うユニットを作りましたということで、絶対に聴きたいと思いました。


クリスターレ☆って、ESCOLTAとちょっと響きが似てません?

カ行、サ行、タ行、ラ行が共通して(のばす音(ー)をア行と考えればそれも)いるせいか、まずユニット名に好感をもってしまいました。


ちょうど、クリスターレ☆を知った2週間後が、オペラシティコンサートホールで無料のランチタイムコンサートだったので、足を運びました。


素晴らしかったです。クラシカル・クロスオーバーを歌う女性ユニットの歌は初めて聞いたのですが、本当に磨かれ抜かれた宝石のような声が重なって水晶のようにキラキラと輝いていました。


ソプラノばかりというから、同じ声なのかと思ったら、それぞれに個性があります。コンサートでの私の印象は次の通り。

*↓(  )内は、公式ホームページに載っているキャッチフレーズ(?)


平田 由希さん(天使のヒーリング・ヴォイスをもつ新星ソプラノ)は、そのキャッチフレーズ通り、癒される優しい声の持ち主でした。


小沢 祐美子さん(様々なシーンを歌い踊るマルチな才能あふれるソプラノ)は、歌っているときの表情がとても豊かで演技派の方かな?と思いました。たぶんクリスターレ☆のリーダーさんで、トーク頑張ってました。


辛島 小恵さん(クラシックからミュージカルまで、妖精のように魅了するソプラノ)は、とても透明感のある綺麗な声。コゼット役としてミュージカルファンにも知られているし、トーク等は一番慣れている感じでした。このコンサートで歌った「誰も寝てはならぬ」にオリジナルの日本語詞をつけたのも彼女だそうです。


鷲尾 麻衣さん(オペラ界の次世代をになうと嘱望される逸材、国際派ソプラノ)は、自己紹介のときに、「キャンディード」の「きらびやかに華やかに」の一節を歌って、実力を見せつけました。ドラマチックな歌い方で、プリマドンナというイメージの華やかさでした。


コンサートで歌った歌は、「アメイジング・グレイス」、「アヴェ・マリア」、「涙そうそう」、「さよならの時刻―Time to Say Goodbye」、「誰も寝てはならぬ」etc...


「Time to Say Goodbye」と「誰も寝てはならぬ」を日本語で歌うなど、クラシックに親しみを持ってほしいという気持ちが伝わってきました。オペラ歌手というと近づきがたいイメージ(実は、万里生くんと大ちゃんでさえ、最初はそう思ってた)を持っていたのですが、クリスターレ☆4人とも、緊張しながら慣れないトークも一生懸命な様子がうかがえ、普通の若い女性たちで可愛かったです。皆、細くてスタイルも良かったし。オペラ歌手は体格がよくて当たり前というのは過去の話ですね。それでいて、歌声の美しさは比類なく、年齢的にも30歳前後でESCOLTAと同世代だし、ぜひぜひESCOLTAと共演してほしいなーと思いながら聴いていました。


アンコールで歌ったのは、「水の惑星(ほし)」というクリスターレ☆オリジナルの歌。

この地球を守りたいという願いを込めました・・・という紹介に、「ブルーマーブル」を思い出しましたが、「ブルーマーブル」と同じように美しい歌でした。この曲も含めてCDを出すと聞きましたし、HPを見たところ、レコーディングは終わっていると思うのですが、発売はいつでしょう?


7月以後、クリスターレ☆のコンサートもなく、CD発売の情報もなく、私も聴きたいし、多くの人に知ってもらいたいのになあ・・・と残念に思っていましたが、昨日、メルマガで素敵なニュースが飛び込んできました。


ゲートシティ大崎 クリスマス2010

クリスマス・ツリー点灯 Xmasコンサート

\\ クリスターレ☆が出演 //

11月18日(木)18時~

ゲートシティ大崎 地下1階アトリウム


この日は帝劇で「モーツァルト!」観劇予定ですが、そのあと駆けつけようと思います。美しい歌声でクリスマスシーズンの始まりを飾れるなんて、とても幸せ。

ESCOLTAもどこかで、ツリー点灯コンサートやらないかなあ・・・?