最近は休みも少なく生活も乱れがちで抑鬱的な気分が抜けきらないで一日を終えそうになる日がある。

 

 だからジャズを聞く。抑鬱が吹っ飛んでいく。あるいは包まれていく。

 

 昨日聞いたマイルス&モンクは最高だった。

 

 マイルスの繊細なトランペットのタッチは僕の心のひだの一つ一つを優しく撫でながら推移していったし、モンクの間の抜けたような不思議なメロディは僕の心を軽くした。

 

 トランペッッの音は抑鬱を吹き飛ばす。

 

 ベースやギターは楽しいリズムを与えてくれる。

 

 ピアノは心の奥までメロディを響かせてくれる。

 

 本を読む気になれず、音楽に浸りながら気持ちを安らげる。

 

 本当に辛い時、音楽や小説は生きる活力を与えてくれる。

 

 またそういう種類のものが本物なのだろうと思う。

 

 きっと奏でる側は僕より強い鬱屈を音楽で解放している。

 

 きっと書く側は僕よりも強い切迫感を文筆で解放している。

 

 生きることは何でかくも苦しいのかと悩んでも仕様がない。

 

 その苦しさを解放してくれる芸術作品はかくもたくさんあるからだ。

 

 芸術とは解放だと思う。

 

 コード分析とか文体解析とかそんな意味性のあるものなどいらない。

 

 とにかく浸れ。溶解しろと言いたい。

 

 そうすれば生きたくなるから。

 

 読みたい本と、聞きたい音楽があれば次の日も生きようと思える。

 

 そう。僕はギリギリだ。