語りきれない子育て話 | 「衣食住育学」石川幸夫のブログ

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教育畑40数年、猫好き、子ども好き、音楽好き!幼児、小学生の算数指導用に、水道方式のタイルを独自開発。教育評論家・教育研究家・子育て評論家としても活躍中です。

 

 TODAY'S
 
我が子と向き合う

■子育てから多くを学ぶ親

 今日もご訪問頂き有難うございます。

 

 子育てをしている時期、自分と向き合う場面が多々ありました。それは、苦しい場面が多かったように思います。昨夜、放送されたテレ朝「アンタウオッチマン」で紹介されたお笑い芸人パパの子育て、そこには芸をされている顔ではない、父親としての素顔が映し出されていました。

 

 番組後半、白塗りの姿で語る我が子との思いを伝えた「コウメ太夫」さんの話を聴き、「周りに仲間が居なければ泣いているな!」の一言、それは、芸人さんだから伝わる思いでしょう。私も、以前、この話をライブ中に伺ったとき、一緒のステージにいた「SOP:ソニー・お笑い・パパ部」の芸人さんたちの表情が一瞬で変わったことを思い出しました。

 

 どこか、子どもには見られたくない自分の芸、でも、近所でお行われたイベントで我が子が自分の姿を見ている。ところが、いつも通り、お父さんを受け入れる子どもの姿に…。子どもはとても不思議な存在です。「我が子がいてくれたおかげ!」と言い切る「コウメ太夫」さん。ワンオペで、必死に我が子に向き合って生きてきた芸人魂がそこにありました。

 

 このVTRを事前に見てコメントを書く、3人分のコメントは、6ページに及びました。勿論、使われるコメントは極ごく僅かです。放送されないコメントの方が多く、その分を、番組に出られたサンドさんや、アンタッチャブルさんなどの芸人さんがカバーされました。

 

 番組を見ながら、長男誕生の時を思い出しました。医療ミスがあり出産時は、大変な状態に陥り、産院から救急車で運ばれた妻は心肺停止に陥り、我が子は、1500gを切る低体重児。妻を運ばれた先の先生にお任せし、私は長男の為に輸血を行い、直ぐに様々な所に連絡をしました。駆けつけてくれた友人にも支えられ、どうにか二人とも快方に向かったのは翌々日でした。

 

 こうした普段の姿とは違う芸人さんの話を聴きながら、あっという間の子育て期間で思い出すことは、辛い場面が多いことが不思議です。今では、思い出話で語れるようになったんだと思います。そんな私が、子育ての評論をしているのですから。

 

 我が子も含め、多くの子どもたちを指導してきたことが、自分を強くしてくれたのだと実感します。子どもたちを教えているようで、実は、自分が教えられていたんだと!