ブログ訪問、ありがとうございます。
最近読んだ本の紹介とまとめです。
ネタばれになりますので、内容を本で読んでみたい方はスルーされてください。
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「まんがでわかる 伝え方が9割」 佐々木圭一著 ダイヤモンド出版

「ノー」を「イエス」に変える技術
「イエス」に変える3つのステップ
ステップ1 自分の頭の中をそのままコトバにしない
例)
デートしてほしい
ステップ2 相手の頭の中を想像する←7つの切り口有!!
例)
×仕事が忙しい
〇新しいもの好き
〇ラーメンが好物
ステップ3 相手のメリットと一致するお願いをつくる
例)驚くほどおいしいラーメンどう?
「イエス」に変える7つの切り口
1.相手の好きなこと
「相手の好きなことからつくることにより相手のメリットに変える。
例)
「デートしてください
(あなたのメリットでしかない)
→「驚くほどおいしいラーメンどう?」
(相手の好きな事をもとにつくり、相手のメリットへ変える)
2.選択の自由
2つ以上の選択肢を並べることで、相手が選べるようにする技術。どちらを選んでも自分のやってほしいものを2つ並べるのがポイント。選択の自由があること自体が、相手にとってのメリットとなる。
人は「決断」が得意ではない。一方で、人は2つ選択肢があるときの「比較」が得意。
実は比較すること自体は決断ではないが、「こちらがいい」と言ってしまうと、頭の中でそれを決断したかのように錯覚してしまう心理を利用。
例)
「デザートいかがですか?
(あなたのメリットでしかない。相手は「決断」しなければいけない。)
→「フルーツタルトとマンゴーアイス、どちらかいかがですか?」
(人は「AかBどちら?」と言われると、思わずどちらかを選んでしまう)
3.認められたい欲
相手の頭の中に「他人に認められたい」とか「いい顔を見せたい」という気持ちがあるときに効果を発揮する技術。
もともと人は誰も認められたいという本能がある。
人間のDNAには「認められたい欲」が組み込まれていて、それを満たすためにちょっとくらい面倒な事でもやろうと思う。
老若男女問わずあてはまる。
特に、面倒くさいと思われるものをお願いする時にはコレ。
例)
「残業お願いできる?」
(あなたのメリットでしかない)
→「きみの企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」
(認めているコトバから始まっていることで、面倒くさいこともやってみようとする気持ちが生まれる)
4.あなた限定
相手が「寂しがりや」とか「自分が好き」というときに効果を発揮。
もともと人は「あなた限定」に弱いし、特別感が好き。
皮肉のようだが、「あなた限定」からつくるこの技術が効くのは、実は、たくさんの人数にお願いするとき。
例)
「会議に来てください。
(あなたのメリットでしかない)
→「他の人が来なくても、五十嵐さんだけは来てほしいんです」
(その人の名前を使い『私こそあ必要と思ってくれている』と思わせ、心を満たすことで相手のメリットに変える。)
5.チームワーク化
相手が「面倒くさい」「やる必要性がそこまで見つからない」と思っているときに効果を発揮。
もともと、人は人と一緒に何かをすること自体が本能レベルで好き。人のこの本能を使うと、ふつう面倒な事でも、相手は動いてくれやすくなる。
例)
「飲み会の幹事やって
(あなたのメリットでしかない。相手は、面倒だなと思う。)
→「一緒に、幹事しよう」
(面倒なことであっても、人といっしょであれば動くもの。)
6.嫌いなこと回避
相手の嫌いなことからつくることもできる。「こちら嫌いでしょ、だからやらない選択をしましょう」という切り口。
使い方次第で大きな効果が期待できる。
ただし、強力なために使いすぎると、上から目線に伝わってしまうことがあるので使い方に注意。
他の切り口を使った後、どうにも相手が動かない時に、最後の手段として使うことをおススメ。
例)
「芝生にはいらないで」
(あなたのメリットでしかない)
→「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます」
(相手の嫌いなことからつくり、芝生に入らないことが相手のメリットに変わった。)
7.感謝
万能かつ人と接するときの基本。
「ありがとう」と感謝を伝えられると、ノートは言いにくいことを昔から人は知っていた。
ポイントは、「ありがとう」と言うタイミング。
お願いをした瞬間に、相手がまだ何もしていない状態で、「ありがとう」まで言ってしまう。
例)
「これからも教えてください」
(あなたのメリットでしかない)
→「これからも教えてください。ありがとうございます」
(感謝から入ると、「ノー」と言いにくい。)
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伝え方のイロイロ、いかがでしたか?
本は漫画形式で物語として入ってくるので、とても読みやすいですよ。
ご興味ある方は、ぜひ本を手に取られてみてください。
ご覧頂き、ありがとうございました。