「仙厳園」に来ました。

薩摩藩主・島津家の別邸。
1658年、島津家19代当主光久によって建てられました。

「反射炉跡」

鉄製大砲の鋳造のために28代当主斉彬が築いた施設の跡。
実物を見ずに書物を参考に建設されたそう。

「山神・水神」


「錫(すず)門」

屋根を錫で葺いたことから「錫門」の名が付けられました。
江戸時代は、藩主とその嫡男だけが通ることを許された正門。

NHK大河ドラマ「西郷どん」で使われたシーンが紹介されています。


「御殿」

江戸時代は別邸として、明治からは本宅として使用するほか、
国内外の要人を招く「迎賓館」としての役割も果たしました。

藩主の部屋は全て最高級の屋久杉で作られています。


当時の様子がしのばれる部屋の数々。。

左上、鳳印の間(玄関の間)
   床の間の甲冑は、ニコライ2世訪問時に30代当主忠重が着装したもの。
右下、謁見の間
   シャンデリアに島津家の家紋の丸十紋が施されています。

御殿からの眺め


「御湯殿(お風呂)」

着物をかける物干し(衣桁)が置かれてるところが脱衣場かな?
それにしても広いな~

「中庭」


敷地は広く、すべてを見るにはかなり時間がかかりそうです。


殿の裏山の巨岩に「千尋巌」(せんじんがん)と刻まれています。

3文字の大きさは、上から下までで11m。
1814年に、27代当主斉興がのべ3,900人の人夫を使って
3カ月かけて作らせたそうです。
岩に文字を刻むのは中国でよく見られるものだそうで、
薩摩が中国文化の影響を強く受けていたことが伺えます。

「石階段」


こちらも大河ドラマ「西郷どん」で使われた場所。


仙厳園から見る桜島。

仙厳園の前には錦江湾が広がり、奥には鹿児島のシンボル桜島。
標高1,117mの活火山で、天気のいい日には立ち上る噴煙が見え、
大自然の力を存分に感じることができます。

「五月幟 (ごがつのぼり)」

仙厳園の説明によると。。
島津家では鯉のぼりではなく、歴史の古い幟旗・五月幟を掲げます。
五月幟とは、家に男児が生まれたことを神様に伝え、
子どもの成長と守護を願い家紋等の入った幟を天に高く掲げるもの。
竿の長さは約13m。
跡継ぎの男児の幟は、島津家家紋である丸十紋2本、桐紋2本。
昇り竜と降り竜が各1本。五色の吹流し1本の合計7本が飾られ、
それぞれに、細長く垂れる馬簾がついています。

σ(^_^)が行った日、昇り竜と降り竜は見ませんでしたが、
GW中、5月に合わせての旗だったのかなと思いました。

「仙厳園ブランドショップ」

鹿児島の伝統工芸品からお酒など、お土産のあるショップ。

島津薩摩切子のコーナー


帰り際に寄った「両棒餅(ぢゃんぼもち)」のお店


これ↓が名物の両棒餅

両棒餅の名前の由来は。。
上級武士が脇に大小2本の刀を差しているのを「両棒差し」と言い、
餅に2本の竹串を差した格好が武士のそれに似てることから
両棒餅と呼ばれるようになったそう。
平べったいみたらし団子という感じ。


仙厳園



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