自分に合ったエッセンスをスイングに取り入れる〜ベン・ホーガン信奉者ゲーリー・プレーヤー | ゴルフ坊主【筒康博】のブログ

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プロコーチ・フィッター・クラフトマン。
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親日家でもあるゴルフ界の【BIG 3】の一人、
ゲーリー・プレーヤー選手。

『南アフリカの黒豹』と呼ばれ、上下黒のウェアに身を包み世界中のトーナメントで165勝もしているグランドスラマー(9勝)でもあります。

…にも関わらず、あまり日本では馴染みがない?のはバリバリの現役時代に日本のトーナメントに出場していない(長年続いていた南アフリカのアパルトヘイト政策の影響)からだと思います。
 大先輩かつ成功者ベン・ホーガン選手をリスペクトしながらも、自分に合ったエッセンスを取り入れ選手として上回る成績を収めたジャック・ニクラウス選手とゲーリー・プレーヤー選手は【日本人的な身長】です。

 ニクラウス選手に比べて、身長が非常に近いプレーヤー選手がホーガン氏のスイングに近くなるのは自然な選択だったのではないでしょうか?
 上の写真は、プレーヤー選手による
『ホーガンプレーンは2枚ある』を明確に記録しています。
①トップより②ダウンスイングで、はっきりとシャロー&インサイドにインパクトに向かいます。

『モダンゴルフ』でも、
・肩にかけたガラス板(ホーガンプレーン)に沿ってバックスイング〜トップを迎える
・ダウンスイングでは『ガラス板を割らないように』インパクトに向かう
が、骨子です。

つまり、帰り道(ダウンスイング)は必ずインサイドから下ろす事になります。
じゃあ【フォロースルー】は⁉︎

上の写真でも、明らかにガラス板よりも『アップライト』なスイング面になっています。


『モダンゴルフ』のイラストには、ホーガン氏自身もプレーヤー選手もニクラウス選手も【無視している部分】があるのです。


それは、
『ガラス板(ホーガンプレーン)は、ボールの先には存在しない』
という事です。
トップ選手の持つフィーリングやイメージと、実際に起きている事実は必ずしも一致しない事があります。
ベン・ホーガン選手は、元々大きなドローボールが持ち球でした。その後のスイング大改造によってフェードボールにチェンジした後に『モダンゴルフ』は著書されています。

Five Lessons, Modern Fundamentals of Golf』の言葉の通り、現在のような【ホーガン打法】の意図はなく、あくまで『5つのレッスン』書だったのでないでしょうか?
現役選手ながら、恐ろしく詳細まで語られている
『ゴルフマイウェイ』ですが、後年のゴルファーに誤解されない為にわざわざこんなタイトルをつけたのでは?と勘ぐるのは僕だけでしょうか?


あ、3人のスイング方法の違いを比べるのを忘れてしまいました…これは後日やります。
(続く)