シャローイングは50年前から実践されていた⁉︎〜ゲーリー・プレーヤー選手 | ゴルフ坊主【筒康博】のブログ

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 下のイラストは、『ゴルフマイウェイ』でニクラウス選手が【アップライトなスイング】に警鐘を鳴らしているページです。

『意味が無い』とまで断言しています。

その中身は?
 この当時は【入射角】と言う表現はしていませんし、インパクト以降のヘッド軌道の【出射角】の言葉も勿論ありません。

 しかし、インパクトゾーンの入口から出口の軌道【現代で言うビジネスゾーン】は、浅くなければいけないと持論を展開しています。

浅い=『シャロー』
かつ『ショートアイアンも飛球線のインサイドからヘッドをボールにインパクトする』と映像版でも強調しています。
…と言いながら、自身は非常にアップライトなスイング面を採用しているニクラウス選手ですが、フラットなスイング面の代表選手として著書の中で取り上げているのがベン・ホーガン選手です。

『モダンゴルフ』の原盤は、Five Lessons, Modern Fundamentals of Golf
(出典Wikipedia )
フラットなスイング面の最大のメリットは、急降下・急上昇しない【シャローなインパクトゾーンのヘッド軌道】です。

つまり、ベン・ホーガン選手の時代から既に『シャローイング』のエッセンスと活用法は、ゲーリー・プレーヤー選手、ニクラウス選手は継承していた事になります。
『BLACK KNIGHT(黒い騎士)』のニックネームを持つゲーリー・プレーヤー選手ですが、現在では『マスターズのオナラリースターター』と言えば若いゴルファーの方は分かるのでしょうか?

上の写真は、以前ALBA誌で掲載されたレッスン企画のもの。そこで彼は、
『ベン・ホーガンのスイングプレーンは【2枚ある】』
と語っています。


この考え方は、ニクラウス選手も同じですし日本人では後藤修先生が具体的に解説しています。

最大の信奉者でありながらホーガン選手と同数メジャーを獲得し、いまだに元気いっぱいのゲーリー・プレーヤー選手は親日家でもあります。


しかし、ベン・ホーガン氏の『モダンゴルフ』からブラッシュアップしている【ゲーリー・プレーヤー打法】は日本では全くと言ってよくほどマイナーなのは、ある理由があります。
(続く)