テキスタイルメーカーで新しい生地をつくるとき、
生地の性能実験というのをします。
引っぱりや引裂に対する強さはどうなのか、
ドレープはどれくらいでるのか、
生地を縫い合わせたときそれを引っ張って、
縫い目が破れてしまわないか(縫い目抵抗力)、
毛玉はできやすいか、しわになりやすいか、
そういった試験をします。
これは開発した布地がちゃんとアパレル製品に向いているかどうか
ということを調べるためのテストです。
縫い目抵抗力があまりない生地でタイトスカートをつくってしまったら
座った時に脇が破れてしまいますよね!
そういったことを防ぐために基準を設けて、全てデータにしておきます。
ちなみに、ジャケットを着て、
「おはようございます」とお辞儀をしたとき、
ジャケットの後ろ中心の縫い目にかかる負担は10kgと言われています。
意外と力がかかってるんですね!
これには自分もちょっとびっくりしました。