なんばー 585 山田洋次監督賛歌 p1 | 堀切光男のエッセイ畑

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主にエッセイ。

この辺りで 少し息抜き。

男はつらいよの他にも山田洋次 監督は素晴らしい映画を沢山撮っています。

「下町の太陽」「運が良けりゃ」「家族」「故郷」下町の太陽は

倍賞千恵子、勝呂誉、待田京介、他に めずらしく青山ミチが出ています

これが山田監督2作目の映画で1963年公開

ちなみに第一作は1961年の「二階の他人」でした

 

 

「家族」は前の2作からは打って変ってシリアスで悲しい映画でした

 

「故郷」は古い砕石運搬船を夫婦二人で操りつつましくもたくましく生きる物語

 

「霧の旗」は松本清張 原作のサスペンス1965年公開

倍賞の他には滝沢修、新珠三千代、川津祐介、市原悦子らが共演しています

 

記憶に残る名優さんも沢山出ています。

たとえば 7作目の「奮闘篇」に榊原るみの教師役ででた「田中邦衛」さんは

残念ながら 3年前の3月24日に亡くなってしまいました。

 

17作目「寅次郎夕焼け小焼け」に出た太地喜和子さんも事故で帰らぬ人となりました

 

男はつらいよで共演したことで親しくなり 結婚まで行ったカップルも有ります

37作目「幸福の青い鳥」に出た志穂美悦子と長渕剛

30作目「花も嵐も寅次郎」に出た田中裕子と沢田研二らです。

 

少し変わった作風の映画は「はらから(同胞)」タイトルからは時代劇かと思いきや

現在劇で、ある農村の青年たちが素人劇団を立ち上げ「ふるさと」という芝居を

演じる計画をたてます

其処に派遣されてきたのは倍賞千恵子。

紆余曲折の末、見事、芝居は成功するという 感動劇でした

 

時代劇にも名作が有ります「たそがれ清兵衛」宮沢りえとの

しっとりとした作風が大好きです

 

つづく