ナンバー 583 新寅さん専科 p1 | 堀切光男のエッセイ畑

堀切光男のエッセイ畑

主にエッセイ。

 

 

 

 

男はつらいよ 第1作 マドンナは光本幸子 ロケ地は 京都、奈良

 

20年ぶりに御前様の前に現れたのは・・・

言わずと知れた我らが寅さん。

 

 

見事な まといさばきは丸一日かけた特訓の賜物とか

この「まとい」 は未だに「寅さん記念館」に展示されています。

矢切の渡しを渡り

 

 

お馴染みの利根川の土手を寅さんが帰って来ました

始めの頃は背広の柄が違っています。

 

 

「寅や」にはお馴染みの舎弟 のぼる が待っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

20年ぶりに再会したさくらは 最初は兄とは気が付かない

何しろ さくらが5歳の時に寅が家を出て行ったのだから仕方が無い

 

その別れのシーン、さくらが寅に「せんべつよ」とおはじきを渡すシーンが

涙を誘います。

 

早速 笑わされながらお話は進んで行きますが

 

 

 

夜になり宴会の途中でケンカが勃発

寅が さくらのほほを ビンタ

すると おいちゃんが寅の頭をゲンコツでゴツン

 

最初の頃はケンカもかなり激しかった

暴力をふるう寅さんは寅さんらしくない 以来身内に対しては一切

暴力は振るっていない。

そういえばおいちゃんも ひろしさんもタコ社長も 満男までタバコを吸うのに

寅さんが吸っているのは見たことが無い

 

一度だけテレビ版の「男はつらいよ」最終版で奄美大島に向かう船上の

デッキの上でタバコを吹かすシーンが有りましが後にも先にも

これっきりです

 

たぶん渥美清さん本人もタバコは吸わなかったのじゃあないかなあ

と言うのも 若い時に「肺結核」にかかっており

「国立中野病院」に入院していた時期があるからです

医師にタバコは吸わないように固くお言われていたのでは。


 

 

寅さんがいつも 持ち歩いている トランク かなり振るい年代物

その後 一回り大きい サイズのものに 買い替えたようだ

 

 

 

写真立ての中に唯一のこっていた写真 寅次郎ワンパク時代の一枚

 

 

 

ところで 志村たかしが「諏訪〇〇〇〇」の役で 出ていますがその名前が難しくて

誰も読めない。

さくらと博の結婚式でタコ社長がメモを見ながら、博の父親を紹介するが

漢字が難しくて読むことができず「ほにゃららら」と誤魔化すシーンが面白可笑しく

撮られていますが、実際本当に難しくて 辞書にものっていません。

正しくは「ひょう一郎」と読みます。

 

おいちゃん役は森川信さん、第8話まで出ていますおいちゃんは三代まで続きますが

この森川信さんのが一番好きだなあ。

 

3月23日の今夜「男はつらいよ」の47作目「拝啓車寅次郎様」がテレビで

放送されました。

来る3月30日に48作目の「寅次郎紅の花」が放送されますが

その後の放送は何になるのは 今時点ではわかりません

残すは「49作目の男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花 特別編」と

「50作目の男はつらいよお帰り寅さん」の2作品となりました その後は

次の放送がいつになるか、又第一作からに戻るのか 今現在では解かりません

又 最初からの繰り返しで放送してくれれば最高なんだけどね。

 

 

「新男は つらいよ P2」につづきます