ナンバー 225 話は続くよ どこまでも その 2 | 堀切光男のエッセイ畑

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主にエッセイ。

その 1 は腸の話から始まり 只今  💩 にまで下っておりますが、

余りに長くなっておりますので、続きを読むのがその都度大変だとの声が。

で、そろそろ 「その 2」に移りますが話は まだつながっています。

 

下 古伊万里 草花文の 大皿  (江戸 中期)

さて、 この 割れた 古伊万里の大皿 、💩の話にどう関わって行くのでしょうか?

 

 

下 に続く この様な写真で話を進めようかと思っています。

予告編みたいで このブログでは新しい 試みです。

 

奥武蔵の山並み

今から二十年前の平成 十年前後の頃、埼玉は奥武蔵の低山によく登りました。

奥武蔵の山はほとんど登っています。

1295、4メートルの武甲山が埼玉県の最高峰で後は比較的低い山々が連なります。

山頂目指して登って行くと頂 近くに峠が有る事が多く、峠を越して山を下ると

小さな集落がひっそりと在ったりします。

下 防火帯を兼ねている広い山道を尾根伝いに登って行く。

 

林を抜けると木漏れ日の陽だまりに 野仏が 日向ぼっこをしています。

 

その中に 馬頭観音 の石碑が有りました。

以前は この辺りで馬が死んだのかなと思っていましたが、そうでは無い様で

荷駄馬の安全を祈願しているそうで、この場所で馬が死んだ訳では無いらしい。

 

と 言っても実際、山道を踏み外して崖下に落ちた馬もいたようです。

山道の幅は1、5 メートル程。 所々で谷側が崩れ1メートルも無い様な所もある。

人間でも注意が必要だが 馬には狭すぎる。

雨上がりの山土は崩れやすい。

こんな時にも峠を越えなければならなかった 人馬に心が痛みます。

 

おまけに山道のあちこちには「馬酔木( アセビ)」という低木が生えていて

これを馬が食べるとその名の通り  酔っぱらった様になるそうです。

だから 馬には 竹で編んだカゴ を口にはめ、崖下を怖がらない様に前しか見えない

目隠しの板を取り付けたりしたそうです。

 

それでも崖下に落ちてしまう馬もいた訳です。

私の田舎では農耕馬はいなくて 牛ばかりでしたが、田んぼが棚田の様になって折り、

水を引く用水路がクネクネと流れているので あちこちに丸太を渡し土を盛っただけの

橋が有りました。

幅  長さ 共 1、5メートル 位。 この橋を渡り牛は次の田んぼに移動する訳ですが

時々古くなった 丸太が折れて用水路に牛が落っこちてしまう。

用水路自体狭いので牛はすっぽりはまってしまう。

こうなると お祭り騒ぎ(子供の時はそう見えた)になり、大人が十人がかりで

丸太を組み滑車で牛を持ちあげ牛体の下に丸太を差し込み、 差し込み を繰り返し

三時間余もかけて引っ張り上げたものでした。

 

これを 山中の崖下で行うのはかなり大変だし、もし馬が骨折でもしていたら、

諦めるしか無かったのではないでしょうか?

下 馬酔木の木

 

今年 (平成 二十九年) 春頃から淡竹(はちく 破竹とも書く)が百二十年ぶりに花をつけた

と 言うニュースが流れています。

竹は 花が咲き 実をつけると枯れてしまうそうで、この先斜面の竹林等の地滑りが心配されています。

 

山道を登って行き標高が上がると あちこちに クマザサの群生を目にします。

下は 隈笹(クマザサ) 。 葉の縁が 隈どりの様に白いのでこの名がついた。

 

隈笹も 十年周期 程で実をつけるそうです。

隈笹はイネ科ですので実は麦の穂に良く似ています。

実際、村人は この実を粉に挽いて団子にして 食べたそうです。

そこで、隈笹の実を  野に生える麦で「野麦」と呼びました。

有名な小説「ああ、野麦峠」の峠名、 野麦峠の語源です。

 

明治から大正にかけて野麦峠を超えて飛騨から十代の少女達が生糸工場に住み込みで

働きに出た。

過酷な労働に 少なからず体を壊して故郷の 飛騨に帰る娘達もいた様です。

 

上 「ああ、野麦峠」 から。兄の背に背負われて野麦峠を超えると

「ああ、飛騨が 見える」と言葉を残し息を引き取ります。

 

今 登っている峠道は 野麦峠 では無いけれど四十七曲がりの険しい峠道。

昔の人達はどんな事情で、どのような思いでこの険しい山道に歩を進めたのでしょうか。

息切れて あえぎながらも 遠い昔の 人々に 思いを馳せます。

 

えっ、 一向に「腸」つながりの話が出てこないじゃないかって?

それでは この辺で チョウっと出して置きます。

 

今 登っている山道は 四十七曲がりと呼ばれている九十九折り(つづらおり)です。

険しい九十九折りで思い出すのは唱歌の「箱根 八里」の歌詞。

「♪ 箱根の 山は 天下の儉・・・・・・(・羊 腸 )の小経は・・・・」

羊の腸の様に九十九折りになっていると 歌っています。

 

先に 生糸工場の話をしましたが、蚕の繭を造るのはチョウ 目 カイコガ 科の昆虫です。

秋から冬にかけて山道を歩いていると立ち木に下の様な 緑がかった繭がぶら下がっています。

 

これは、ヤママユガ科のヤママユと言う蛾 (チョウ ではありませんが)の繭です。

この繭からは緑がかった、とても高価な絹糸が取れます。

下  山 蛾 (チョウ では無いけど 許してチョウ)

 

六月十二日に  上野のパンダ「シンシン」が 赤ちゃんを産んだ。

新聞の記事によると ジャイアントパンダの💩はとても良い匂いがするそうだ。

その大きさはサツマイモ大で緑色をしていて、抹茶のような匂いだったり、

おろし立ての畳の様な匂いだったりするそうです。

 

パンダは熊の仲間。元は肉食動物だった訳で、主食を笹に替えたが

腸 などが肉食仕様で未だに短く、笹の大半が未消化のまま出て来る為だそうです。

 

さて、この辺で息抜きの クイズを 少し出します。

クイズ その 1  下の 花から 思い浮かぶ人物は?

最近「 腸」で話題に・・・・・。

 

(お亡くなりになっていますが)この方とは 遠い親戚に当たるそうです。

 

追記  2019年 10月1日   上の( )内に お亡くなりに・・・と書いていますが、

つい最近  ご存命で有ることを知りました。

確か ネット上で 死亡と書かれているのを観た記憶があるのですが

フェイクニュースだったようです。

改めて お詫びを申し上げます。  それにしても2年間もその事に気が付かなかったとは。

未だに下の C Mを 見かけているのにね。  不覚でした。

 

クイズ その2  (やはり お亡くなりですが)

チョーさんと呼ばれていました。

 

 

クイズ その3

チームメイトからは チョーさんと慕われた

 

 

クイズ その4

埼玉県鴻巣 出身の声優「チョー」さん本名は「 長嶋 茂」

「鼻歌の ブルック」の声を担当。

この アニメのタイトルは?

 

 

さて、そうこう話している内に峠の分岐点に着きました。

このまま峠を越えて 下って行くと、谷沿いに小さな村落がある。

一方、右に尾根伝いに登ると もう二十分程で この山の頂上だ。

峠のこの場所は開けた 二十畳程もある広場になっており、

芝生に似た 草も生えていて腰を下ろして足を休めるにはもってこいだ。

何百年もの昔からこの峠を行きかった人たちはこの場所で一休みしたに違い無い。

 

我らもここで小休止。水分を摂っていると急に便意をもようした。

山の頂上はそれなりに混んでいて キジ撃ち の場所を探すのも容易ではないので、

この近くで用を 足す事にした。

その場所はもちろん 人目につかぬところで、臭いも 音も届かない所でなくてはならない。

 

山登りをしていると 腸の運動になるからでしょう、活発になり 急に便意をもようす事が良くある。

それが 杉林の 中の山道で見通しが良く 我慢が限界に達っした時には 本当に焦る。

登山者はたいがい下の谷側を見ながら歩くので、その場所は山道より少し上に

斜面を上がった辺りにするのだが以前、苦い経験をした事を思い出した。

 

急にもようした 場所は余り手入れがされていない杉林の中だったので、

下草が無くずーと奥まで見通せる。

(手入れが 行き届いた林は 太陽光が差し込み 下草が育っているものです)

それでもシダが少し生えている所を見つけてしゃがみました。

用を終えて「ふー、 やれやれ」と一息ついた 正にその時 急に 下の山道を

登ってくる若い 女性達の声が聞こえてきた。

 

シダの繁みと言えど上半身は丸見え、見つかれば ミエ ミエのカッコウ。

あわててパンツを上げながら立ち上がったのが いけなかった。

およそ25度 の山の斜面で在った事も災いした。

前のめりに二、三歩 進むも膝の辺りのパンツに引っかかりそのままの格好で

ぐるり ぐるりと 三回転して お尻丸出しで 登山道の真ん中に転がり出たのだった。

 

目の前にいきなり 転がり出た おっさんに 三人の若い女性たちも 驚いた。

二、三歩後ろに飛びのいたようだ。

これが 街中だったら わいせつ物陳列罪の変態男だが、カエルのごとく へシャッた

姿を観て 笑いを必死にこらえている様子。

ここで慌てたら 恥の上塗りと ズボンを上げると何事も無かった様に山の御挨拶。

「こ、 こんにちは」すると

「こんにちはー」と、三人共 とても 明るく返してくれた。

そのまま 山道を登って行った 娘三人、三〇メートル程も遠ざかると

やまびこ もビックリするような 笑い声を上げたのだった。

 

さてさて、そんな昔の失敗談を思い出し、今日は慎重に場所 選び。

峠のこの場所から尾根 伝いに右に登れば山頂,左は人の往来が無いのか

ケモノ道 と化している。

そちらに雑草をかき分け歩を進めると ほどなく 雑木林に入った。

林ではあるが、樹が生い茂っている訳では無く、気持ちの良い風が吹き抜けて

木漏れ日が足元で踊っていた。

 

そんな一角に 梢がぽっかり空いて、山向こうの小さな村落が眼下に望める場所があった。

長い年月が 無数の落ち葉を敷きつめ、柔らかく足元をサポートしてくれる。

傾斜も無く 正に キジ撃ちには究極の場所。

胸ポケットから出した煙草を一本くわえると 「よっこらしょっと」 しゃがみ込んだ。

 

はるか眼下に桃源郷のような集落を眺め 紫煙をくゆらせながらの 至福のひと時。

村の一軒に丁度 昼食の支度なのか 細い煙が一筋 登っている。

土間のかまどで茹でる うどんの匂いが此処まで かおって来るようだ。

 

5分30秒後 「よっこらしょ」と立ち上がると手ごろな小枝で後始末に取り掛かる。

元々 浅い穴は掘っていたので 後は周りの柔らかい腐葉土をかけるだけ。

小枝で二、三度 土を掻いているとコツンと当たるモノがあった。

小石かなと掻き出して見るとそれは なんと瀬戸物らしい一片だった。

 

 

土をはらうと花の様な文様が現れた。

「こんな 山の上に どうして?」

周りを もっと掘り返してみると 大皿 一枚分が割れた状態で出てきた。

しかも これはよくよく見れば 古伊万里の焼き物では ないか?

割れる前の状態に並べられた 大皿を前に暫し 考え込んでしまった。

何故 山の上のこの場所に?  高価な大皿が 隠す様に埋められている?

割れたから捨てたのだろうが、どうして人目につかない様に土中に隠したのか。

この 謎 、 あなたなら どう推理 します?

 

小休止  最近は「うんこ」が流行りらしい

 

本文の方は 只今 構想を ひねり出そうと  力んでいるところです。

 

続く