「ニシ ドッチ( 西 どっち?)」
下の写真は 蛾の幼虫ですが 地方によって 入道虫 ニシドチ にしや どっち等と呼ばれている様です。
関西から以南 沖縄までが良く見かけられる様です。
右のお尻の方を持って縦にして「西 どっち?」と呼びかけると頭をクネクネ動かし西の方を向く、
と 言われていました。
ニシドッチ この余りにも 安易な名前に子供たちが遊びの中でつけた名前だとずーと思っていました。
調べたら土地土地で広く使われていた名称でした。
写真はボカシて有りますが 土中から出てきた「ニシ ドッチ」
下 臭 木(くさき)と言う 低木が有りますが、香りが強い若葉を天日で干して保存。
大豆を甘辛く煮つける時などに一緒に煮ます。
その臭木に住み着く虫が くさぎの虫。カミキリ虫の幼虫だそうですが、和歌山や
三重 等では五十年前までは良く食べられていたようです。
実際 小性の子供の時、囲炉裏の熱い灰の中に生きたままのを埋めると
ほどなくこんがり香ばしく焼き上がり・・・・食べたのか 食べられなかったのか、
記憶が定かでは無い。
昔は母乳を与えられない乳児に この幼虫を布袋で絞り 米汁に混ぜ温めて
ミルクの代わりとしたとの 記事を読みました。
実は小性は母親が四十八歳の時の子供で もう母乳が出なかったらしい。
だからこの幼虫ミルクを飲まされていたかも知れ無いと考え 思わず吐き気をもようしましたが、
よくよく 思い出したら五歳位まで遊び相手にメスの 山羊(ヤギ)がいました。
後に聞いた話では母乳が出ないので直ぐに山羊を貰い受けて、
小性はこの山羊の乳で育てられたらしい。
下 クサギの虫
下 はスズメバチの巣
和歌山南部の故郷にも スズメバチは沢山いましたが、土中に作られた
スズメバチの巣は一度も見なかった。
校舎の天井裏等で見つけた事も有りましたが、多くは川辺の大岩の割れ目や
張り出した大きな石の下で雨がかからない様な場所に良く作って有りました。
つまり人目につきやすいためその気になれば長い竹竿の先に鎌を括り付けて
引き落とせば簡単に収穫できてしまうのですが、うちの田舎では蜂の子は余り食べなかった。
東北地方等では土中の巣を見つけるのに鶏肉の肉団子に白い綿等を付け、蜂が食わえて
巣まで持ち帰るのを追いかけ土中の巣を見つけると掘り返して収穫するそうだ。
この様な とても面白そうな遊びを一度も経験した事が無い。
多分だけど 故郷のこの地方では人間に巣を壊される心配がないので わだわだ土中に
巣を作らなかったのではないか?
ただ 我々悪ガキは夏 川遊びの最中に対岸にスズメバチの巣を見つけると
こちらの河原から石を投げつけて巣を壊したものでした。
30メートル程も離れているのに そのうち石を投げつけて来る我々に気づきスズメバチは
大群で襲ってきます。
慌てて水中に飛び込み顔だけを水面に出し、川面を飛び回るスズメバチが諦めて
巣に帰るまで隠れていました。
軒下に作られたスズメバチの巣
下 蜂の子
下 土バチ や 穴蜂と呼ばれる 土の中に住む蜂
小学校の校庭の隅に沢山の穴が開いていて、そこから這い出してきては
飛び立ちます。
飛び立つ寸前に学生帽子でパッと捕まえると、お尻の部分を引きちぎり
中から出て来る甘い蜜を舐める…という残酷な事をしていました。




