天狗のお面
その昔、赤ら顔で鼻の高いY O Uを初めて見た日本人は
天狗さまだと思ったそうです。
八月二十二日放送の「 YOUは何しに」は日本のお茶に取りつかれた
カナダ人の話でした。
お茶着けに始まり、茶そば、団子、アイス、羊羹などお茶味の食べ物って沢山あるのですね。
改めて感心しました。
その後カナダ人は京都は宇治の茶畑に行くのですが、驚いた事にお茶の木の上に
日よけを張ってある。 初めて見ました。
聞けば光合成が進み渋みが出るのを防ぐためだという。
なるほど 繊細な味を引き出すのには、そこまで気を配るのでした。
対して我が故郷の和歌山の村ではかなり違ってきます。
茶畑自体 有りませんが、お茶の木はいろんな所に少しづつ植えてある。
あぜ道の脇、石垣の下や、畑の隅で全く手入れなどはされていないが逞しく育っている。
夏も近づく八十八夜頃になると、新芽を摘み集めるのだが 多少、茎が入っても気にしない。
茶柱がいっぱい立ち、かえって縁起が良いと言うもんだ。
集められた茶葉は水車小屋の隣にある窯小屋に運び込まれる。
大きな鉄製の釜は四十五度位 斜めに取り付けられてある。
釜の下の釜どに薪をくべると摘んだばかりの青々とした茶葉を投げ入れ、
下から上に釜底を滑らせる様に何度もひっくり返し、放リ上げては手揉みを繰り返す。
辺りには茶葉が蒸される芳醇な匂いでいっぱいになり、夏が近い事を伝えます。
こうして瑞々しかった新芽の水分を飛ばすと茶葉の半生状態が出来る。
それをムシロの上に撒き、天日で茶色くなるまで良く乾燥させる。
番茶のお茶っぱだから、茶色い色なのですが「茶 色」という位ですから、
もともとのお茶の色なのでしょう。
カラカラに乾燥された茶葉は藁で編んだ「ドンゴロス」に入れられ土間の片隅に
ぶら下げられる。
下からの釜どの煙に燻されて虫がつく事も無く、三年程も日持ちされる。
こうして 番茶用の お茶っ葉が出来上がる。
大きなヤカンに布袋に詰めた茶葉を入れ煮詰めて番茶を作ります。
さて、三重県の新宮に近い故郷は目張りズシも良く食べますが「お茶ガユ」も
良く食べていました。それも朝食時が 多かった様に覚えています。
お茶ガユは、もちろんお米から焚き上げた方が美味しく出来るでしょうが、
村のお茶ガユは冷めしで作るものでした。
夏場、冷蔵庫も無い時代、 昨日の残り飯は早く食べてしまいたい。
そこで、鍋に残りご飯を入れると、たっぷりの番茶を注ぎグツグツと煮たてると
お茶ガユの出来上がり。
サツマイモの角切りを入れ、少し塩を足すと「芋 ガユ」になります。
でも、朝から汁っぽいお粥では腹持ちが悪い。
で、茶わんの半分に冷や飯を盛り、上から熱い茶ガユをかけて食べるという、
よく解らない食べ方をしていましたが、今から思うと理に叶った食べ方を
していたのでは無いのかと 思ったりもするのです。
八月二十九日放送の「Y O Uは何しに・・・」は、ワサビにハマった英国人の話でした。
ワサビ畑に驚いたり採れたての本ワサビのおろしに感激していました。
ワサビといえばよく渓流釣りに行った時に岩陰の砂地に自生しているのを採って来ます。
本体は細いままで育ってはいないのですが、ワサビ菜をさっと湯がいておひたしにすると
とても美味しいのです。
ある時、いつもの様にワサビ菜を採っていると 地元のおっさんに咎められました。
上流にあるワサビ畑から流れ出した苗が根ついたとしても、それはもう自生している訳で
誰が採っても咎められるすじ のものでは無いと思いますが・・・・。
山菜を採ると山の持ち主が怒るというのは解りますが、川に生えている野生の
ワサビはどうなんでしょうね。
もう一人のY O U はけん玉の世界大会で来日した、前年のチャンピオン。
し烈な戦いの末今年は 優勝を逃がしました。
小生の子供の時にけん玉やった記憶は有りません。
代わりによく遊んでいたのは木で出来た、大きめの独楽。
空中に投げて紐から離れる瞬間にちょっと引き戻すと 独楽は空中を返って来ます。
それを左手で受け止めるのは 朝飯前。
独楽回しの紐で受け止めエレベーターや、綱渡りなど高度な技で競ったものです。
